icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学30巻7号

1988年07月発行

紹介

1985年メキシコ大地震の経験から—地震災害と精神衛生

著者: 角川雅樹1

所属機関: 1東海大学保健管理センター

ページ範囲:P.823 - P.829

文献概要

 1985年9月に起きたメキシコ大地震は,マグニチュード8.1と,その規模は最大級であった。その結果,死者は約3千人,被災者は約4万5千人という,メキシコ史上空前の大災害となった。地震については当時日本でもかなり大々的に報道され,地震の性質,メキシコ市の地盤の問題,建物の構造上の問題等,さまざまな視点から論じられた。
 ここでは,それらの問題に触れることなく,地震災害発生後における,被災者とメキシコ一般市民の心理的反応や精神衛生上の問題,また,それらに対してメキシコ関係当局がとった対応の仕方等に焦点をしぼって考察してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら