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1985年9月に起きたメキシコ大地震は,マグニチュード8.1と,その規模は最大級であった。その結果,死者は約3千人,被災者は約4万5千人という,メキシコ史上空前の大災害となった。地震については当時日本でもかなり大々的に報道され,地震の性質,メキシコ市の地盤の問題,建物の構造上の問題等,さまざまな視点から論じられた。
ここでは,それらの問題に触れることなく,地震災害発生後における,被災者とメキシコ一般市民の心理的反応や精神衛生上の問題,また,それらに対してメキシコ関係当局がとった対応の仕方等に焦点をしぼって考察してみたい。
ここでは,それらの問題に触れることなく,地震災害発生後における,被災者とメキシコ一般市民の心理的反応や精神衛生上の問題,また,それらに対してメキシコ関係当局がとった対応の仕方等に焦点をしぼって考察してみたい。
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