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文献詳細

雑誌文献

精神医学30巻9号

1988年09月発行

短報

Clomipramine投与中にけいれん発作を生じた2症例

著者: 中村光夫1 福西勇夫1 森岡英五1 川西聖子1 久郷敏明1 早原敏之1 細川清1

所属機関: 1香川医科大学精神神経科

ページ範囲:P.1035 - P.1038

文献概要

I.はじめに
 抗精神病薬,特にphenothiazine系薬物がけいれん閾値を下げ,けいれん発作を誘発することはよく知られている4)。一方,抗うつ薬により誘発されるけいれん発作については,本邦では報告例が少なく6,9),その重要性が十分認識されているとはいえない。
 最近我々は,clomipramineを服用中に強直間代性全身けいれん発作を生じた2症例を経験したので,若干の考察とともに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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