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研究と報告
恐怖症・強迫神経症治療の新しい試み—皮膚電気刺激による制御法
著者: 山下剛利1 藤本臤三1 石村栄作2 久保一弘2
所属機関: 1徳島大学医学部附属病院精神科神経科 2藍里病院
ページ範囲:P.1165 - P.1173
文献購入ページに移動2)3症例を通して,著者らの治療法の治療機転について検討した。その結果,弱い痛覚刺激によって,恐怖症に伴う自律神経症状が急速に消褪し,強迫観念についても症状消褪と同時に合理的な思考が浮上するという結果を得た。また,強迫行為を伴う例では不快感の出現は弱いが,治療継続により症状が階段状に解消されていくことがわかった。
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