icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学31巻11号

1989年11月発行

文献概要

短報

脱力様発作が頻発した脳循環障害の1例

著者: 佐々木青磁12 千葉茂1 宮岸勉1 高橋三郎3 竹井秀敏4

所属機関: 1旭川医科大学医学部精神医学講座 2現:市立釧路総合病院精神神経科 3北海道立向陽ケ丘病院 4旭川医科大学医学部放射線医学講座

ページ範囲:P.1221 - P.1224

文献購入ページに移動
I.はじめに
 老年期において運動障害や意識障害などが反復性に認められる場合には,一過性脳虚血発作や症候性てんかんなど種々の病態の存在を考える必要があるが,その鑑別は必ずしも容易ではない。最近我々は,約10年間の長期にわたって脱力様発作が頻発し,その原因として脳の動脈硬化を基盤とする一過性の脳循環障害が考えられた1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?