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文献詳細

雑誌文献

精神医学31巻12号

1989年12月発行

文献概要

研究と報告

加齢による記憶の変化—有意味綴り及び無意味綴りを組み合わせた記憶検査を用いて

著者: 大城公恵1 池田淑夫1 奥山真司1 藤木嘉明1 友田桂子1 伊藤哲彦1 山内惟光1

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.1291 - P.1295

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 抄録 加齢とともに身体機能並びに精神機能が低下するが,精神機能のうち特に記憶が障害されやすく,臨床上よく経験される。我々は若年者から老年者まで簡便に繰り返し施行でき,かつ客観性の高い記銘力検査を作成し,この検査の有用性並びに加齢による変化を測定した。
 梅本らの作製したカタカナ2文字の有意味度・無連想価の表に準じて,有意味綴り,無意味綴り各々5個ずつを選び,計10個よりなる記銘力検査を6組作成した。20歳台から80歳台までの精神疾患並びに身体疾患を有しない正常被験者138名に上記検査を施行し年代ごとに平均を出した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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