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文献詳細

雑誌文献

精神医学31巻3号

1989年03月発行

研究と報告

10年後に複雑部分発作が出現したキシロカインショックによる健忘症候群の1症例

著者: 山田茂人1 中村純2 古賀照邦1 西彰五郎1 稲永和豊2

所属機関: 1久留米大学医学部脳疾患研究所 2久留米大学精神神経科

ページ範囲:P.285 - P.289

文献概要

 抄録 喉頭検査のためキシロカインでうがいをした直後から全身けいれんを伴うショック症状が数日続き回復後も非可逆性の強い健忘症状のみを残して経過するうち,約10年後に左側頭葉に棘波を伴った複雑部分発作が出現した1症例を経験した。その症状は笑い発作及び自動症が主で,少量のcarbamazepineが発作の抑制に効果を示した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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