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文献詳細

雑誌文献

精神医学31巻4号

1989年04月発行

文献概要

短報

Carbamazepineが著効を示した睡眠時脳波異常を伴うセネストパチーの1症例

著者: 和田有司1 古田寿一1 山口成良1

所属機関: 1金沢大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.423 - P.426

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I.はじめに
 身体の様々な部位の奇妙な感覚を執拗に訴え,これに固執する症例はセネストパチー(cenesthopathie)と呼ばれ多くの報告例があるが9),その病態は不明であり,治療法も確立したものはない。今回著者らは,睡眠脳波において局在性脳波異常を伴いcarbamazepine(以下CBZと略す)が臨床ならびに脳波上著効を示したセネストパチーの1例を経験したので若干の考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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