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雑誌目次

雑誌文献

精神医学31巻6号

1989年06月発行

雑誌目次

巻頭言

医療,今昔の感

著者: 竹村堅次

ページ範囲:P.562 - P.563

 歴史は年輪を刻む。時は流れ,事象は生々流転する。
 これは私の最近の小著「日本・収容所列島の六十年一偏見の消える日はいつ—」の書評にペンを執って下さった斎藤茂太日精協名誉会長の冒頭の文である(日精協誌3月号)。誠に時は休むことなく流れ去り,やがて歴史となる。雑誌「精神医学」の創刊は昭和34年(1959)であるが,ここにも一つの歴史をみる思いがする。当時,私の恩師である三浦岱栄慶大教授(現名誉教授)が中心となり,精神医学と医療を広く分かりやすく世に伝えようとの目的をもって医学書院から発刊されたと聞く。この時精神科の経験10年であった私にも投稿をすすめられ,出張先の病院から送稿した「退院後の分裂病のケースワークについて」を,第1巻1号に掲載させて頂いたが,ふり返って今は懐かしい想い出である。あれから30年余り,精神科の医療はどう変わったか,またこれからどう変わるのか,読者にもそれぞれの立場からの思い入れがあると思う。

特集 現代社会と家族—諸病態との関連から

現代社会と家族—総説に代えて

著者: 藤縄昭

ページ範囲:P.564 - P.569

I.はじめに
 今回の特集は精神科臨床で遭遇する諸病態との関連で,「現代社会と家族」を概観するのが目的である。筆者に与えられた課題はその総説を執筆することであった。しかし文献を調べるうちに,とくに2つの点で筆者の能力を越えることがわかった。1つは「現代社会と家族」というときの,接続助詞「と」をどのように受け止めればよいかという問題であり,2つは「現代社会」を精神医学の立場からどのように捉えて考案を進めるのが適切か見極めかねたからである。『現代社会における家族』,あるいは『現代の家族』という意味合いで,我々の経験する現代日本の家族の問題点を臨床を通じてみることはできる。しかしそこにも陥し穴がないわけではない。
 例えば家庭内暴力,登校拒否,非行などで受診した青年がいるとする。明らかに親子の断絶があることが判り,その青年の問題は家族全体の問題であろうと直観的に感じさせる。しかも,父は戦後日本の高度経済成長を支えてきた人であり,母は学歴社会を生き抜くように子供の教育に熱心であり,その一方で高齢化社会の,つまり姑の痴呆の介護という課題に手をとられ,息子は若者文化への傾斜が強い。家族の問題はまたそれぞれに現代社会を反映している。陥し穴というのは臨床の窓を通してみていると,短絡的に現代の社会病理,家族病理を論うことになる危険がありはしまいかという思いのことである。

家族殺人の病理—親殺しの鑑定例から

著者: 福島章

ページ範囲:P.571 - P.578

I.はじめに
 家族間の葛藤・病理を示す病理現象の一つが家族内暴力であり,それを最も極端で悲劇的な姿で示す現象が家族内殺人(homicide in family,intrafamilial murder)である。この家族内殺人は,加害者-被害者関係によって,子殺し,親殺し,同胞殺人,夫殺し妻殺し・愛人殺人等の類型が区別される。これらの殺人はまたそれぞれ,児童虐待,日本的な意味での「家族内暴力」,アメリカ的な意味での老人虐待,同胞抗争(狭義のカイン・コンプレックス),ワイフ・ビーティング(撲たれ妻症状群)など,「家族内暴力スペクトル」とでもいうべき広い裾野を持つが,家族内殺人は,その中核に位置する現象と考えられる。
 家族は,非行・犯罪の犯因性人格環境としても,また犯因性行為環境としても重要かつ多次元的な役割を果たすことが知られている。そして,社会文化的状況の変化が急速に進み,家族の変容も当然著しい現代において,家族の病理と犯罪・非行の問題も従来とは違った視点からの考察が要請されるだろう。しかし,限られた紙数の中で,この問題の考えうるすべての側面を論じることはできない。

離婚と児童虐待を中心とした家族危機と家族病理

著者: 池田由子

ページ範囲:P.579 - P.584

 児童虐待はいつの時代にも,どの文化にも存在する。わが国でも国全体が貧しく,女・子どもの人権が無視されていた時代には,「社会病理としての児童虐待」が存在した。しかし現在のわが国では,明治・大正時代と比べれば国も富み,児童福祉法,労働基準法,売春禁止法,優生保護法などの法的な歯どめもあり,年少者の労働,人身売買,売春,貰い子殺しなどはみられなくなった1)。ところが,「欧米型」,「文明国型」というか,「親個人の精神病理や家族の病理から起こる児童虐待」はむしろ増えつつある2)
 現代家族の病態として筆者に与えられたのは,「児童虐待」と「離婚」という二つの主題だが,「離婚」が「児童虐待」の前提条件とか,直接結びつくものではない。後述するように,虐待は,現代の家族の悲しむべき特徴のひとつ,「家庭の養育・庇護・相互扶助機能の衰えた場合,その上家庭内に緊張の高まった"家族危機"の際に勃発しやすい」のだが,離婚家庭の状況がたまたま,そのような諸条件に合致したとき,不幸な事件が起こり得るのである。

核家族の「成熟拒否」と子どもの思春期危機—食行動異常,窃盗癖,家庭内暴力,登校拒否

著者: 石川元

ページ範囲:P.585 - P.591

I.はじめに
 ここで取り上げる思春期危機の4症例,食行動異常,窃盗癖,家庭内暴力,登校拒否はいずれも家族療法の対象となる現代日本における病態と考えられるが,家族構造に共通点を有している。4症例とも父親の原家族(父親が生まれ育った家族)が患者の核家族に様々な点で多大な影響を与えており,核家族は患者の発症までの間,そうした状況に逆らうこともなく経過していた。このうち3症例については実際に家族療法を施行しているが,作業仮説を裏付けるように,核家族と原家族のコミュニケーションを断つ治療戦略が有効であった。
 ここでは,原家族からあえて独立しようとしない状態を,核家族の「成熟拒否」と名付け,個人における同様の病理と同一線上にある,一種の社会病理として位置づけることにする。

現代女性の位置と摂食障害

著者: 下坂幸三

ページ範囲:P.593 - P.602

I.現代女性を囲む情勢
 昨今の摂食障害者の驚異的な増加とこれに伴う軽症例の増加とは疑うことのできない事実だと思う。私は現代社会の特徴を把握する能力を欠いているが,こんなにも摂食障害がありふれた行動障害となったということは,こんにちの社会にありふれた現象と一種の相関関係にあると考えるのが常識であろう。
 現代社会について論じることはできないとしても昭和一桁生れの私の目に映った世相の表面的な変遷なら私にもわかる。このような変遷と摂食障害の増加との関係をここでは考えてみたい。私の日常の見聞ならびに患者とその家族とから聞いたこと。それらが世相判断の資料である。それは都市のサラリーマン家庭の暮らし方の一端を述べるということになるだろう。しかしそれはさほど片寄った材料であるとはいえない。日本各地の都市化現象とサラリーマン化現象とは,現代の日本社会の大きな特徴とみられるから。ちなみにNHK世論調査部が1984年12月上旬,全国の16歳以上から70歳以上にわたる国民3,600人を対象に,個人面接法を通して得た「現代の家族像」の調査結果によれば,現代家族の半数以上(58%)がサラリーマン家庭に属し,それはいわゆるブルーカラーの家庭(28%)と,いわゆるホワイトカラーの家庭(30%)とにほぼ二分されている。生活維持者が家業として農業・林業・漁業に従事している家庭は,9%と1ケタにまで激減してしまったとある。この資料をみてもサラリーマン家庭というのは,こんにちでは平均的な家庭像となっているといってよいことになる。

分裂病

著者: 高臣武史

ページ範囲:P.603 - P.609

I.はじめに
 私ははじめは私に与えられたテーマは「近年の分裂病像の変化と現代社会の家族の変容との関連」と考えて筆をとりはじめた。しかし途中で,「諸病態」とは本特集の犯罪・非行からうつ病までの6病態であり,分裂病はその1つであることに気づいた。そうすると「分裂病者をもつ家族の今日的な問題点,ことに我が国の現状」を書かなければならないと考えて,改めて書き直すこととした。そして一昨年(1987年)精神衛生法が改正され,昨年7月精神保健法が施行されたが,そこで問題になった「精神障害」の中核は分裂病であり,現代これを病む人の家族の抱える問題は未だほとんど解決されていないのが現状であることを述べる必要があると考えた。たとえば後に述べる社会復帰,社会福祉の問題である。
 ところがこの原稿を書き始めた頃,いわゆるリクルート疑惑が発覚し,リクルート前会長が,そして最近NTT前会長も逮捕され,ロッキード事件以上の疑惑と報道された。今の政府は21世紀の超高齢化社会に備えてといって,消費税を強行採決し,さらに厚生年金の支給年齢を引き上げ,しかもその保険料を値上げしようとしている。たしかに我が国の高齢化は著しく,老年人口は1960年頃から急増し,現在は総人口の10%を超え,2010年には20%,1925年には我が国だけが総人口の4分の1が老人で占められると推計されている。西欧諸国の老年人口が10%から20%になるのに50年から90年かかるのに,我が国はわずか25年という短期間で超高齢化社会を迎えるわけで,どの国も経験したことのない対応に迫られるわけである。そのためにはいつかは国民が福祉税ともいうべき負担をしなければならなくなる時が来るであろう。

アルコール依存症

著者: 市川光洋

ページ範囲:P.611 - P.616

I.はじめに
 現代社会における家族の問題を,アルコール依存症という疾患を通して述べることが,今回筆者に与えられたテーマである。
 アルコール依存そのものは,個体における生理的・心理的な状態であるが,実際の臨床場面でそれが「アルコール依存症」として問題化するときには,それは家族の文脈の中で様々なとらえられ方をされて登場する。すなわち,現代の家族の中での「疾患としてのアルコール依存症の認知のありかた」が問題となってくる。

老年痴呆患者とその家族

著者: 川久保芳彦

ページ範囲:P.617 - P.622

I.はじめに
 ある時,知人の弁護士が筆者にぼやいていた話を思い出した。弁護士の彼は次のように語ったのである。
 “最近の家庭裁判所では,「結婚の時,将来親の面倒をみないという約束で結婚したのに,今頃になって親の面倒をみなければならないなんて,……最初の条件と違うのではないか,……だから,別れたい……」と申し込んでくる女性,また,「親の面倒はみたくないが……財産は欲しい。……」などと訴えてくる女性が増えて来た。……”という内容であった。

現代社会の中の境界例家族

著者: 鈴木茂

ページ範囲:P.623 - P.632

I.はじめに
 精神疾患に対する家族研究は,周知のように,1950年代から60年代にかけて,分裂病の領域で隆盛を誇った。それは,Batesonらの二重拘束説4),Wynneらの偽相互性概念48)とロールシャッハ・テストを用いた思考障害・コミュニケーション偏筒に関する研究36,49),Lidzらによる世代間境界混乱の指摘やmarital schism,marital skewと呼ばれる夫婦類型の提唱22),日大グループの音調テストやコミュニケーション媒体区分に基づく共感性評価と事例研究14)など,一定の成果をあげた後,70年代の後半には既に沈滞していた。というよりも,最近の10年余りは,分裂病に関して得られた上記のような知見が,必ずしも分裂病家族だけに特異的に認められるものではないという事実が,いよいよ明らかにされてきた時期とみなすことができるだろう。
 そして,近年再び,様々な精神疾患に対する家族研究が活発化している。本特集にみられるように,摂食障害・アルコール症・躁うつ病・家庭内暴力など,様々な疾患の家族が,“システム論的思考”とか“家族療法”といった一見目新しい旗印のもとで似通ったアプローチを受けるようになり,結果的には分裂病家族に関する旧来の知見と大同小異の家族病理像や防衛パターン様式が再発見されている。

現代の家族とうつ病

著者: 佐藤哲哉

ページ範囲:P.633 - P.641

I.はじめに
 うつ病と家族の問題を考える場合,おおむね2つの論点が指摘できよう。
 1つは,うつ病の発病状況に関与する家族,あるいはprecipitating factorとしての家族である。Paykel38)も,彼のlife event研究の中で,夫婦間の論争の増加,離婚という家族の問題をうつ病の発病状況として第一にあげている。近年わが国では,中年男性のうつ病が激増している。また,中年期の離婚率が最近の10年ほどで倍増している。もちろん,わが国では離婚がうつ病の直接の契機となる場合は少ない印象を受けるが,今日の中年期における夫婦や家族が大きく変貌しつつあり,このことが中年期のうつ病の増加に直接間接に影響していることは,十分に考えうることである。これを通して,今日の家族の抱える問題へと光をあてることもできよう。

研究と報告

CT上,脳萎縮と白質のび慢性低吸収帯を認めた3痴呆症例の臨床精神医学的検討—び慢性血管性白質病変(東儀ら)

著者: 矢島英雄 ,   斎藤典彦 ,   田島宣行 ,   遠藤五郎 ,   三田俊夫

ページ範囲:P.643 - P.649

 抄録 老年期に痴呆を伴い,CT上脳萎縮と白質のび慢性低吸収帯を認める場合,その代表的疾患としてBinswangcr病が挙げられる。しかし現代では,この疾患の定義そのものに明確でない点があるところから,脳血管性痴呆と同一であるとみなす意見もあり,東儀らはび慢性血管性白質病変と呼ぶことを提唱している。著者らは東儀らの提唱を支持する立場から今回東儀らの提唱する脳血管性痴呆と思われた3症例を報告し,この疾患が臨床的にAlzheimer型老年痴呆と誤診される可能性があることを指摘し,さらにその精神症状の特徴を抽出した。

多彩な神経精神症状を呈しAlzheimer病が疑われたMitochondrial encephalomyopathyの1例

著者: 中村清史 ,   矢崎俊二 ,   谷治夫 ,   田所衛 ,   緒方明 ,   守屋直樹

ページ範囲:P.651 - P.659

 抄録 ミトコンドリア脳筋症mitochondrial encephalomyopathyの1例を報告した。症例は58歳の男性。50歳の頃から不定愁訴で神経症,自律神経失調症,うつ病などの病名で加療を受け,54歳に知的機能の低下を来たしCT所見で,脳萎縮像が認められ,Alzheimer病と診断された。
 その後筋力の低下,四肢の筋萎縮,小脳症状,けいれん発作およびミオクローヌス,錐体路症状や幻覚妄想・せん妄状態,易怒・刺激性亢進などの多彩な臨床症状がみられたため精査を行った。その結果血液および髄液中の乳酸・ピルビン酸の異常高値,筋電図所見で神経原性変化,筋生検で光顕・電顕像の異常を認めた。これらの検査所見と臨床症状の特徴から本症例はmitochondrial encephalomyopathyと診断されMERRFに属するtypeと考えられる。筋生検所見が異なる点で非定型と推定される。治療としてcoenzyme Q10の持続投与とリハビリテーションを強力に行った結果,筋力が回復し血中の乳酸・ピルビン酸がほぼ正常値へ復している。

精神分裂病の脳のCTと利き手—脳の形態と側性との関係から

著者: 広瀬克紀 ,   三上昭広 ,   前原勝矢 ,   飯塚礼二

ページ範囲:P.661 - P.667

 抄録 98例の精神分裂病者と90例の健常者の頭部CTを利き手と年齢の二つの観点より検討した。詳細な解剖学的な検討を行うために加算平均によるCT画像の再合成を行い分裂病者の脳の局所的変化についても検討を加えた。
 分裂病者では進行性の脳萎縮と側脳室の拡大が認められ,40歳代以後では健常者と比して有意な差を生じた。この変化は右半球よりも左半球に強く,特に側脳室の後部の拡大が著しい。また,この変化は非右手利きの分裂病者でより著しいが非右手利きの頻度は年齢の等しい健常者に比して有意に上回っている。このことから,分裂病の脳の形態的異常と側性の障害は,同一病理の異なる側面との考えも否定できない。

分裂病者の運動機能側性化:要因の検討

著者: 大野理 ,   二宮英彰 ,   二宮嘉正

ページ範囲:P.669 - P.673

 抄録 分裂病者に対して行った側性化調査・運動機能検査法でみられた右手足への側性化の要因を調べた。調査時の年齢,調査時の年齢から初発病年齢を引いた経過期間,入院期間の3つの要因と側性化の程度を表す運動機能検査値右係数との相関をみた。
 豆移しという微細な手の運動能力の右係数では3つの要因すべてと有意の相関がみられたが,いずれの要因の影響が大きいかは分からなかった。握力右係数と年齢との間に有意の負の相関がみられた。タッピングという手の単純な運動能力の右係数はいずれの要因とも相関はみられなかった。足タッピングの右係数は,経過期間との間に有意の相関がみられた。

短報

突発性脳波異常を呈した自己臭症の1例

著者: 木戸日出喜 ,   島田真由美 ,   岡田淳夫 ,   山口成良

ページ範囲:P.674 - P.676

I.はじめに
 「自分の身体から不快な臭いが発散して,周囲の人に不快感を与えて,そのために自分が忌避される」という自己臭体験について,精神病理学的見地からの報告は多く,自我漏洩症候群2),思春期妄想症4)としてとらえようとする方向,人間学的研究5)など多彩である。しかし,その生物学的側面についての報告は多くない。著者らは,自己臭体験だけで単一症候的に経過した症例(自己臭症)に脳波上,突発性放電(paroxysmal discharges)を認め,抗てんかん薬により著しい改善を示した1例を経験した。本症例の臨床経過と脳波所見の推移を報告すると共に,若干の考察を加える。

動き

「第3回日本精神保健会議」印象記

著者: 柴田洋子

ページ範囲:P.677 - P.677

 日本精神保健会議は,明治35年に創立された,世界で最も歴史の古い精神保健に関する民間の全国組織である財団法人日本精神衛生会の,秋元波留夫現理事長の大いなる理念に基づき,1987年以来毎年春に開催されるようになった。会場は3回とも有楽町朝日ホールが使用され,厚生省,労働省,東京都,朝日新聞東京厚生文化事業団,NHK厚生文化事業団の後援を得ている。主題は第1回が「障害者の権利と自立を考える」,第2回が「精神障害者のリハビリテーション」であった。
 本年は3月18日,「精神障害者のサポートシステム」を主題に掲げて開催された。当初の趣旨における精神保健に関わる専門職や団体関係者,精神障害老や家族,研究者,行政関係者,マスコミ,一般市民が一堂に会して精神障害者の人権,医療,就労,生活保障や国民の精神保健の向上などについて考える,という指針にふさわしく,午前10時30分の開会において各方面からの聴衆が会場をうずめた。

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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