文献詳細
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
文献概要
I.はじめに
現代社会における家族の問題を,アルコール依存症という疾患を通して述べることが,今回筆者に与えられたテーマである。
アルコール依存そのものは,個体における生理的・心理的な状態であるが,実際の臨床場面でそれが「アルコール依存症」として問題化するときには,それは家族の文脈の中で様々なとらえられ方をされて登場する。すなわち,現代の家族の中での「疾患としてのアルコール依存症の認知のありかた」が問題となってくる。
現代社会における家族の問題を,アルコール依存症という疾患を通して述べることが,今回筆者に与えられたテーマである。
アルコール依存そのものは,個体における生理的・心理的な状態であるが,実際の臨床場面でそれが「アルコール依存症」として問題化するときには,それは家族の文脈の中で様々なとらえられ方をされて登場する。すなわち,現代の家族の中での「疾患としてのアルコール依存症の認知のありかた」が問題となってくる。
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