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文献詳細

雑誌文献

精神医学31巻7号

1989年07月発行

文献概要

紹介

Puerto Rican SyndromeとEspiritismo—植民地と攻撃性の問題から

著者: 角川雅樹1

所属機関: 1東海大学保健管理センター

ページ範囲:P.773 - P.780

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I.はじめに
 文化が精神病理のあり方に影響を与えることはよく知られており,特定の文化に固有の症状は,“Culture-bound Syndrome”と呼ばれる。なかでも,中国の“Koro”やマレーの“Amok”,あるいは,アイヌの「イム」などは有名である。
 筆者はラテンアメリカの文化と,そこにおける種々の精神病理に関心を持つ一人であるが,今回,日本ではあまり知られていない,Puerto Rican Syndrome(プエルトリコ症候群)の紹介と合わせて,「植民地と攻撃性」の問題について考えてみることにしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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