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文献詳細

雑誌文献

精神医学31巻8号

1989年08月発行

文献概要

研究と報告

岐阜県飛騨地方における精神障害の推移—精神病院初回新入院患者の30年間の統計

著者: 加藤秀明1 白河裕志1 広瀬靖雄1 須田圭三1

所属機関: 1須田病院

ページ範囲:P.875 - P.881

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 抄録 須田病院(岐阜県飛騨地方に存在する単科の私的精神病院)へ初めて入院した初回新入院患者を,開設以来現在までの30年間にわたってその推移を検討し,以下の結果を得た。
 1)総数の変化は少ないが,30歳代以下が減少し,70歳代以上が増加している。2)減少しているのは精神分裂病,進行麻痺,人格障害である。3)増加しているのはアルコール症と老年期痴呆である。4)てんかんと精神発達遅滞はやや減少しているが,一定数の入院はある。5)その他の疾患には大きな変化はない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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