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短報
無脳梁症を伴ったてんかんの1例
著者: 鶴紀子1
所属機関: 1宮崎医科大学精神科
ページ範囲:P.993 - P.996
文献購入ページに移動I.はじめに
近年,磁気共鳴画像Magnetic Resonance Imaging(MRI)の出現により,これまで難しかった脳梁の形態がそのまま描き出され6),CT所見での第Ⅲ脳室高位所見と併せて,脳梁の異常を容易に認めうるようになって来ている。
脳梁無形成がありながら,神経学的所見や知的欠陥を認めない例の報告4,9)もあり,神経心理学的検査でも離断脳症候群をさほど認めない症例9,10)も報告されている。
近年,磁気共鳴画像Magnetic Resonance Imaging(MRI)の出現により,これまで難しかった脳梁の形態がそのまま描き出され6),CT所見での第Ⅲ脳室高位所見と併せて,脳梁の異常を容易に認めうるようになって来ている。
脳梁無形成がありながら,神経学的所見や知的欠陥を認めない例の報告4,9)もあり,神経心理学的検査でも離断脳症候群をさほど認めない症例9,10)も報告されている。
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