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短報
急性ジストニアにより顎関節脱臼を起こした1症例について
著者: 山本桂子12 山本節1
所属機関: 1山口よしき病院 2山口大学神経精神科
ページ範囲:P.1000 - P.1002
文献購入ページに移動I.はじめに
向精神薬の副作用の一つに急性ジストニアがあげられる。これは急性〜発作性の運動亢進や緊張異常を生じるもので,主として背部,頸部,口部に起こることが多く,斜頸,後弓反張,舌の強制突出,開口不能,眼球上転発作,喉頭けいれん等がみられる1)ことは比較的よく知られている。
今回我々は,急性ジストニアにより顎関節脱臼を起こした1症例を経験した。急性ジストニアによる顎関節脱臼については欧米での報告はみられるが本邦ではあまり知られていない。予防法についての考察を加えて報告する。
向精神薬の副作用の一つに急性ジストニアがあげられる。これは急性〜発作性の運動亢進や緊張異常を生じるもので,主として背部,頸部,口部に起こることが多く,斜頸,後弓反張,舌の強制突出,開口不能,眼球上転発作,喉頭けいれん等がみられる1)ことは比較的よく知られている。
今回我々は,急性ジストニアにより顎関節脱臼を起こした1症例を経験した。急性ジストニアによる顎関節脱臼については欧米での報告はみられるが本邦ではあまり知られていない。予防法についての考察を加えて報告する。
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