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頭部CTでみられる巨大な透明中隔腔およびベルガ腔のう胞の臨床的意義
著者: 竹下久由1 井上雄一1 上田かおる1 川原隆造1 挾間秀文1 井上絹夫2 田中潔3
所属機関: 1鳥取大学医学部神経精神医学教室 2但馬病院 3倉吉病院
ページ範囲:P.55 - P.62
文献購入ページに移動その結果,CSPやCV以外のCT所見上の異常には両群間で差はなかったが,脳波異常は巨大腔例では83.3%に認められ,比率5%以下の25%に比べ有意に多かった。また臨床症状についてみると,小さな腔のものでは診断名や症状に一定の傾向はなかったが,巨大腔例ではてんかんとその類縁症状,精神遅滞,器質性あるいは反応性色彩の強い精神分裂病様状態および神経症様状態の4群の症候を呈するものが多かった。
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