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文献詳細

雑誌文献

精神医学32巻10号

1990年10月発行

短報

一酸化炭素中毒不全間欠型の1例—特に123I-IMP SPECTの所見について

著者: 黒川賢造1 地引逸亀1 小山善子1 山口成良1

所属機関: 1金沢大学精神医学教室

ページ範囲:P.1127 - P.1129

文献概要

I.はじめに
 一酸化炭素中毒間欠型は比較的多いものとされており2),神経病理学的所見として広汎な大脳白質の脱髄と,淡蒼球の対称性壊死などが報告されている1,3)
 今回,著者らは一酸化炭素中毒間欠型(不全型)の症例で局所脳血流を反映する123I-IMP SPECTを施行し,上記の神経病理学的所見や無言無動症からなる重篤な臨床像に対応すると思われる,固有の所見を得たので報告する。このような一酸化炭素中毒症例のSPECT所見は本報告が最初と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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