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短報
強迫的多飲により高血圧を呈した精神分裂病の1例
著者: 宮本歩1 北脇公雄1 鯉田秀紀1 長尾喜八郎1
所属機関: 1寝屋川サナトリウム
ページ範囲:P.1241 - P.1243
文献購入ページに移動精神病院入院患者において,強迫的多飲症が欧米では6.6%4),日本では10.87)〜19%6)認められたと報告され,強迫的多飲症の身体所見として,けいれん発作,意識障害,水腎症,尿失禁,嘔吐,心肥大,浮腫などが指摘されている1)。今回我々は,精神分裂病として入院後,9年目より多飲行動を認め,14年目より高血圧を呈した精神分裂病の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する。
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