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文献詳細

雑誌文献

精神医学32巻12号

1990年12月発行

文献概要

短報

家族性特発性大脳基底核石灰化症の1例

著者: 湖海正尋1 青木建亮1 鳩谷龍1 小野稔2

所属機関: 1水口病院 2北九州市立小倉病院

ページ範囲:P.1339 - P.1341

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I.はじめに
 家族性特発性大脳基底核石灰化症(FIBGC:familial idiopathic basal ganglia calcification)は比較的稀な疾患であり,臨床症状,遺伝形式ともある程度一定の傾向を示すものの疾患単位として十分に確立されているとは言い難い。我々は発端者に,てんかんをみたFIBGCの1例を経験した。CTの導入に伴いこのような症例に遭遇する場合も増加している。国内では,これまでのところ精神科領域で厳密な意味でのFIBGCの報告をみないが,今後注目されていくと思われるのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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