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短報
家族性特発性大脳基底核石灰化症の1例
著者: 湖海正尋1 青木建亮1 鳩谷龍1 小野稔2
所属機関: 1水口病院 2北九州市立小倉病院
ページ範囲:P.1339 - P.1341
文献購入ページに移動家族性特発性大脳基底核石灰化症(FIBGC:familial idiopathic basal ganglia calcification)は比較的稀な疾患であり,臨床症状,遺伝形式ともある程度一定の傾向を示すものの疾患単位として十分に確立されているとは言い難い。我々は発端者に,てんかんをみたFIBGCの1例を経験した。CTの導入に伴いこのような症例に遭遇する場合も増加している。国内では,これまでのところ精神科領域で厳密な意味でのFIBGCの報告をみないが,今後注目されていくと思われるのでここに報告する。
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