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文献詳細

雑誌文献

精神医学32巻12号

1990年12月発行

シンポジウム 「うつ」と睡眠

小児の睡眠障害

著者: 加藤醇子1

所属機関: 1瀬川小児神経学クリニック

ページ範囲:P.1343 - P.1349

文献概要

I.はじめに
 睡眠機構の発達は,学童期にはほぼ完了しており,前思春期(6〜10歳)頃から生じてくる小児のうつ病Major depressive disorderにみられる睡眠障害については,成人と同様な機序による発現が想定しうる。ここでは小児における睡眠機構の発達を概観し,その発達過程で睡眠障害が生じた自験例を中心に,睡眠覚醒リズム障害と,それに関与したと考えられる環境要因,内因としての中枢神経系の障害および障害発現の臨界齢を検討し,これらがいかなる行動異常の発現に関連するのかを考察し,最後に,前思春期うつ病につき文献的考察を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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