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文献詳細

雑誌文献

精神医学32巻3号

1990年03月発行

文献概要

特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策

リチウム及びカルバマゼピン長期服用時の副作用と対策

著者: 馬場信二1 渡辺昌祐1

所属機関: 1川崎医科大学精神科学教室

ページ範囲:P.259 - P.266

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 リチウム(Li)とカルバマゼピン(CBZ)は感情障害に対して広く使用されており,どちらも維持療法のため長期間の服用が必要とされる。病状が安定していると副作用についても安心しがちだが,長期服用に伴う副作用発現の可能性は常に念頭に置くべきである。両薬物の総説や副作用の特集は多い7,16,22,27,34,36,37,49,70,72,74,75,77)。従ってここでは本特集の趣旨に沿って,主に長期服用時の副作用とその対策についてなるべく新しい報告を紹介することに重点を置き,比較的稀な副作用についても紹介した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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