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「第7回青年期精神医学交流会」印象記
著者: 山内惟光1
所属機関: 1藤田学園保健衛生大学精神科
ページ範囲:P.333 - P.333
文献購入ページに移動 さる11月25日,デザイン博で賑わう名古屋において当交流会が開催された。2年前に今回代表世話人をしている鍋田恭孝講師が我々の教室に赴任し,彼を中心に思春期専門外来が開設され,不登校,家庭内暴力,思春期やせ症,対人恐怖症などを治療していく過程をつぶさに観察することができるようになった。この種の領域の専門性を痛感することとなり,今回,是非参加しようと考えたものである。
演題は18題あったが,ヒステリー,強迫状態,不登校,摂食障害,境界例など多岐に渡っていた。特に,ヒステリーについては広義にみると5題あり,減少傾向に何らかの変化が生じてきたのかもしれないという印象を抱いた。そういう意味でいえば,目次レベルでの知識ではあるが,2〜3年前までのこの種の領域は,不登校と境界例の発表ばかりが目立っていたような印象をもっていたが,今回は古典的な病態ともいえるヒステリーや強迫の発表が多いのには驚かされた。この種の病理は一回転するものなのかもしれない。
演題は18題あったが,ヒステリー,強迫状態,不登校,摂食障害,境界例など多岐に渡っていた。特に,ヒステリーについては広義にみると5題あり,減少傾向に何らかの変化が生じてきたのかもしれないという印象を抱いた。そういう意味でいえば,目次レベルでの知識ではあるが,2〜3年前までのこの種の領域は,不登校と境界例の発表ばかりが目立っていたような印象をもっていたが,今回は古典的な病態ともいえるヒステリーや強迫の発表が多いのには驚かされた。この種の病理は一回転するものなのかもしれない。
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