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文献詳細

雑誌文献

精神医学32巻4号

1990年04月発行

文献概要

短報

日光暴露後に悪性症候群を呈した精神分裂病の1例

著者: 福嶋隆一1 吉田幸宏1 千葉茂1 宮岸勉1

所属機関: 1旭川医科大学精神科神経科

ページ範囲:P.411 - P.413

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I.はじめに
 悪性症候群(neuroleptic malignant syndrome以下,NMS)は,その発症要因として,薬剤側の要因のみならず個体側の要因も関与することが知られており,抗精神病薬が長期にわたり一定量投与されている時期においても,身体状況の何らかの変化を契機としてNMSが誘発されうることが指摘されている4,6〜8)
 我々は,短時間の日光暴露に引き続いて比較的軽症のNMSを呈した精神分裂病の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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