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研究と報告
長期にわたり精神分裂病様症状を呈した特発性副甲状腺機能低下症の治療経過
著者: 八田耕太郎1 益子茂1 安藤貴紀1 村島温子23
所属機関: 1東京都立松沢病院精神科 2東京都立松沢病院内科 3順夫堂大学内科
ページ範囲:P.497 - P.502
文献購入ページに移動精神分裂病との鑑別診断において,症状論的に重要なことは,次の3つであった。(1)接触性が比較的良好であり対人関係における両価性(E.Bleuler)を認めなかったこと。(2)病初期に願望充足的な幻覚妄想状態を呈していたこと。(3)不機嫌を呈する時もその背後に病的体験の存在が想定されなかったこと。
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