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雑誌詳細

文献概要

研究と報告

老年期の睡眠障害に関する疫学的調査

著者: 稲見康司1 堀口淳1 印南敏彦1 助川鶴平1 西松央一1 山本芳成1 佐々木朗1 柿本泰男1

所属機関: 1愛媛大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.521 - P.526

 抄録 愛媛県温泉郡重信町の全在宅老人を対象として,睡眠・覚醒障害についてアンケート調査を実施し,全対象者の64%にあたる1,564人から回答が得られた。
 一般的な事項としては,一夜の睡眠時間は7〜8時間のものが多いものの(50%),入眠困難(39%)や,主に排尿のために1〜2回の中途覚醒(65%)があり,また早朝覚醒も比較的多かった(28%)。日頃から,自分の睡眠状態が気になっている老人が23%にのぼり,12%の老人は,毎日あるいは時々睡眠薬を服用していた。

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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