文献詳細
研究と報告
老年期の睡眠障害に関する疫学的調査
著者: 稲見康司1 堀口淳1 印南敏彦1 助川鶴平1 西松央一1 山本芳成1 佐々木朗1 柿本泰男1
所属機関: 1愛媛大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.521 - P.526
文献概要
一般的な事項としては,一夜の睡眠時間は7〜8時間のものが多いものの(50%),入眠困難(39%)や,主に排尿のために1〜2回の中途覚醒(65%)があり,また早朝覚醒も比較的多かった(28%)。日頃から,自分の睡眠状態が気になっている老人が23%にのぼり,12%の老人は,毎日あるいは時々睡眠薬を服用していた。
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