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文献詳細

雑誌文献

精神医学32巻5号

1990年05月発行

文献概要

短報

眼瞼けいれんを呈した遅発性ジストニアの1例

著者: 福迫博1 竹内康三1 笹原徹郎1 松本啓1

所属機関: 1鹿児島大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.535 - P.537

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I.はじめに
 抗精神病薬によって惹起される開眼困難に関しては,本邦においては少数の報告7,8)がみられるだけである。宮永ら7)は,開眼困難は眼瞼けいれん(blepharospasm)の結果であると報告している。また,Tolosaら9)やBurkeら3)は,開眼困難は眼瞼けいれんの結果であり,これを遅発性ジストニアの1症状であると考えている。
 著者らは,抗精神病薬による治療中に,開眼困難の出現した1症例を経験したので,若干の考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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