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短報
眼瞼けいれんを呈した遅発性ジストニアの1例
著者: 福迫博1 竹内康三1 笹原徹郎1 松本啓1
所属機関: 1鹿児島大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.535 - P.537
文献購入ページに移動抗精神病薬によって惹起される開眼困難に関しては,本邦においては少数の報告7,8)がみられるだけである。宮永ら7)は,開眼困難は眼瞼けいれん(blepharospasm)の結果であると報告している。また,Tolosaら9)やBurkeら3)は,開眼困難は眼瞼けいれんの結果であり,これを遅発性ジストニアの1症状であると考えている。
著者らは,抗精神病薬による治療中に,開眼困難の出現した1症例を経験したので,若干の考察を加えて報告する。
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