icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学32巻5号

1990年05月発行

文献概要

短報

抗精神病薬に起因すると思われる汎血球減少症を来した1例

著者: 古田由紀子1 平安常良1 国元憲文2 荒木弘一3

所属機関: 1平安病院精神科 2琉球大学医学部精神神経科学講座 3琉球大学医学部内科学第二講座

ページ範囲:P.539 - P.541

文献購入ページに移動
I.はじめに
 抗精神病薬,ことにphenothiazine系薬物の有害反応の一つとして,血液障害が知られている。この場合,多くは顆粒球減少症であり,造血機能の3系統が同時に障害される汎血球減少症は,わずかな報告2,3,5,9)がある程度で,比較的稀なものである。著者らは,抗精神病薬に起因すると考えられる,汎血球減少症を来した1例を経験したので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら