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文献詳細

雑誌文献

精神医学32巻5号

1990年05月発行

短報

精神症状を呈した遺伝性球状赤血球症の1例

著者: 堀口淳1 中川学1

所属機関: 1愛媛大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.547 - P.548

文献概要

I.はじめに
 遺伝性球状赤血球症Hereditary Spherocytosisは赤血球膜異常症の代表疾患で,学童期から思春期にかけて黄疸,貧血,脾腫を主症状に発症する。本症の患者に精神症状が合併してみられたとする報告は極めて少なく,2症例の報告1,2)があるにすぎない。今回著者らは本症が原因で比較的多彩な精神症状を呈した症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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