文献詳細
特集 精神分裂病の生物学的研究
精神分裂病と画像診断—局所脳血流を中心に
著者: 倉知正佳1 湯浅悟1 鈴木道雄2
所属機関: 1富山医科薬科大学医学部精神神経医学教室 2金沢大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.609 - P.617
文献概要
精神分裂病の画像診断の意義は,従来から想定されてきたいわゆる分裂病過程の実体を明らかにしていくことにあると思われる。ポジトロンCTの所見については,岸本論文で詳述されるので,ここでは局所脳血流を中心に,まず自験例を紹介し,ついで諸家の報告を概観し,その後服薬の影響やドーパミン(DA)機能との関連について述べることにしたい。
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