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文献詳細

雑誌文献

精神医学32巻7号

1990年07月発行

文献概要

研究と報告

森田療法再考—精神療法としての普遍性について

著者: 北西憲二1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学精神医学教室

ページ範囲:P.695 - P.701

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 抄録 森田療法の精神療法としての普遍性を検討し,以下の点を明らかにした。
 1)神経質は時代文化に還元しうる症状特性や性格特性ではなく,精神交互作用の悪循環過程とそれを持続させる強迫心性の自己矛盾性を表現した思想の矛盾からなる「とらわれ」の機制から理解され,その基本構造は普遍的事象であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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