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研究と報告
断酒者の自覚的な睡眠障害について
著者: 武井明1 千葉茂1 新ケ江正2 太田耕平2 宮岸勉1
所属機関: 1旭川医科大学精神科神経科 2札幌太田病院
ページ範囲:P.727 - P.733
文献購入ページに移動①入眠障害,中途覚醒,早朝覚醒などの睡眠障害が207名中125名(60%)に認められた。②上記125名中の111名(89%)が,benzodiazepine系を中心とする睡眠剤を使用していた。③上記125名中の65名(52%)は睡眠障害が主な原因で再飲酒したくなると回答した。④睡眠障害の出現率は断酒期間3年未満の者に高く,3年以上の断酒者では低かった(それぞれ71%と28%,P<0.01)。
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