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高齢期痴呆の臨床評価
著者: 長谷川和夫1
所属機関: 1聖マリアンナ医大神経精神科
ページ範囲:P.928 - P.938
文献購入ページに移動I.はじめに
人口の高齢化に伴って痴呆性疾患が多くの関心を集めている。多くの疫学的調査によると高齢になるに従って痴呆の有病率は増加しているので今後医療福祉領域では対応に迫られることになる。このような痴呆性疾患の対応に当たって最も重要な課題がここに挙げられる痴呆の臨床評価の問題である。
ところで痴呆の臨床評価の際には痴呆の何をどのように評価するかが重要な課題となる。さらにより一層重要なことはどのような目的で評価するかが問われなければならない。たとえば,まず日常の臨床場面でのスクリーニングを目的とした評価が求められる。また介護の処方を決めるためには重症度を判定する評価が必要になる。このように評価の目的によっても異なった評価方法が作られなければならない。
人口の高齢化に伴って痴呆性疾患が多くの関心を集めている。多くの疫学的調査によると高齢になるに従って痴呆の有病率は増加しているので今後医療福祉領域では対応に迫られることになる。このような痴呆性疾患の対応に当たって最も重要な課題がここに挙げられる痴呆の臨床評価の問題である。
ところで痴呆の臨床評価の際には痴呆の何をどのように評価するかが重要な課題となる。さらにより一層重要なことはどのような目的で評価するかが問われなければならない。たとえば,まず日常の臨床場面でのスクリーニングを目的とした評価が求められる。また介護の処方を決めるためには重症度を判定する評価が必要になる。このように評価の目的によっても異なった評価方法が作られなければならない。
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