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文献詳細

雑誌文献

精神医学33巻1号

1991年01月発行

文献概要

動き

「Panic and Anxiety:A Decade of Progress」国際会議印象記

著者: 藤井薫1

所属機関: 1大分医科大学精神神経科

ページ範囲:P.105 - P.105

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 1980年のDSM-Ⅲの公刊は,Anxiety Disorders研究のパラダイムを変え,恐慌性障害を中心として,臨床研究の面はもとより,病態生理研究の面にも大きなインパクトを与えた。それから10年を経て,1990年6月19日から22日の4日間,「パニックと不安:この10年間の進歩」と題する国際シンポジウムが,Cornell大学のG. L. Klerman教授をchairmanとして,米国Upjohn社の協賛を得て,スイスのジュネーブで開催された。世界40カ国から200名を越える医師や研究者が参加し,わが国からも12名の精神科医と内科医が出席した。
 シンポジウムは,5つのパネルと8つのワークショップから構成されていた。前者は不安障害研究の今日的意義,恐慌性障害の診断,疫学と遺伝,治療,更にbenzodiazepine使用の問題点がテーマとして取り上げられ,現在までの研究成果が発表され,討論がなされた。ここでは,紙数の関係もあり診断・分類に関する2,3の報告についてのみ紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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