文献詳細
研究と報告
てんかん患者の妊娠に際しての休薬の試み
著者: 上杉秀二1 小島卓也2 松浦雅人2
所属機関: 1国立精神・神経センター武蔵病院 2東京医科歯科大学神経精神医学教室
ページ範囲:P.269 - P.274
文献概要
以上から,患者から妊娠に対して休薬の要望があった場合には,休薬による発作の内容及び頻度の増悪を考慮し十分に検討した上で,可能な場合は休薬を行う。臨床および脳波を経過観察し,万一問題が生じる可能性が高くなった場合には適切な対応を行えば,薬物による奇形等の出現や不安を回避でき,全体に良好な結果が得られると考えられた。
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