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文献詳細

雑誌文献

精神医学33巻3号

1991年03月発行

短報

長期間の精神分裂病後に発症したAlzheimer病

著者: 横井晋1 久賀康二朗1 天野直二2 柳下三郎2

所属機関: 1沼津中央病院 2神奈川総合リハビリセンター

ページ範囲:P.307 - P.309

文献概要

はじめに
 Mayer-Gross(1969)はその教科書の中で,痴呆が知能の損傷という意味で使われるならば,精神分裂病はその人格変化とは対照的に,痴呆に陥ることはないと述べている。ここに呈示する症例は30歳前からいわゆる陰性症状に始まりそれに終始し,50歳頃から狭義の痴呆が始まっている。分裂病に痴呆が合併した症例の報告はほとんど見当たらない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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