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文献詳細

雑誌文献

精神医学33巻3号

1991年03月発行

文献概要

短報

精神症状が神経症状と平行して増悪・寛解を繰り返す多発性硬化症の1症例

著者: 安常香1 菊本修1 山中敏郎2 中原俊夫1

所属機関: 1広島大学医学部神経精神医学教室 2マツダ病院

ページ範囲:P.311 - P.313

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はじめに
 多発性硬化症(以下MS)により多幸・抑うつを主とする感情障害や記銘力障害を主とする知能低下を生じることはよく知られているが分裂病様症状を来たすことは稀であるとされている6)
 今回,我々は,分裂病様症状や感情障害などの様々な精神症状が神経症状と平行して増悪・寛解を繰り返すMSの1症例を経験したので若干の考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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