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雑誌目次

論文

精神医学33巻7号

1991年07月発行

雑誌目次

巻頭言

落紅の詩

著者: 難波益之

ページ範囲:P.682 - P.683

 落紅不是無情物(落紅は是情無き物にあらず)
 化作春泥更護花(化して春泥となり更に花を護る)
 龔白珍の詩の一節を退官してゆく先輩や年老いた人々に捧げてきた。この私が,今はその詩を自らに言い聞かせる立場になった。もっとも私はまだ泥にはなっていないので,ここで私が現在している精神分裂病者の脳の形態学研究か,OPCAの黒質病変の意味と研究の展望を書こうと思った。しかし途中で考えが変わり,いささか場違いで突っ飛なようだが脳の発達面からみた教育について私見を述べさせてもらうことにした。もっとも言わんとするところのものは,その道の大家専門家には童蒙の戯言とうつろうが,そこをあえて述べるところが落紅の詩たる所以である。

展望

妄想性人物誤認症候群

著者: 西田博文

ページ範囲:P.684 - P.695

■はじめに
 妄想性人物誤認の代表形態としてCapgras症候群がある。Capgras症候群とは,身近な人物が,そっくりの替え玉に入れ代わってしまったと信じる妄想をいい,その内容から,〈替え玉妄想〉〈ソジーの錯覚〉〈瓜二つ妄想〉などと呼称されることもある。
 Capgras & Reboul-Lachaux14)のオリジナル論文以来,多くの症例報告や論文が発表されてきた。そして,その関心も年ごとにたかまり,筆者が英語,ドイツ語,フランス語,日本語の論文を渉猟したところでは,1960年代には合わせて12編しか発表されなかった文献が,70年代には73編,80年代になると127編の多きにのぼっている。

研究と報告

アイマーク・レコーダーを用いた精神分裂病患者の視覚性認知障害に関する研究—再認課題に識別時間を取り入れて

著者: 諏訪浩 ,   松島英介 ,   小島卓也 ,   森克己 ,   桜田美壽壽 ,   守屋裕文 ,   宮坂松衛

ページ範囲:P.697 - P.704

 【抄録】 精神分裂病患者の視覚性認知障害の特徴を明らかにするために,従来の横S字型図形を呈示する検査のうち,再認課題に時間的負荷を課した時の注視点の動きを分裂病患者29名および正常対照者27名について分析し,比較・検討した。正常者では再認課題中の注視点の動きは図形によって著明に異なり,課題終了後にも直前の結果を確認するような動きがみられ,時間的・空間的つながりの中で刺激を把握しているが,分裂病患者では断片的に各刺激を処理していることが推測された。また,分裂病患者にみられるこれらの注視点の動きには,BPRSで評価される感情面の障害(感情的引きこもりなど)や運動面の障害(運動減退)が関連していることが分かった。さらに,分裂病患者では再認課題後の念押しの質問に対する積極的な注視点の動きが乏しく,これは再認の際の注視点の動きとも密接に関係していることが分かった。

精神分裂病患者の臨床症状とWAIS所見との関連について

著者: 松井三枝 ,   倉知正佳 ,   葛野洋一 ,   角田雅彦 ,   河合義治 ,   藤井勉 ,   谷口保子 ,   舟坂雅春

ページ範囲:P.705 - P.712

 【抄録】 精神分裂病患者の課題解決能力の性質をより明らかにするために,臨床症状とWAISとの関連を検討した。対象はDSM-Ⅲ-Rで精神分裂病と診断された51名で,全例にWAISを施行し,またPositive and Negative Syndrome Scale(PANSS)による症状評価を行った。臨床症状との関連については,陰性症状はIQ,特に動作性IQと負の相関が強かった。また,抽象的思考の困難さをはじめ概念の解体,幻覚体験,感情鈍麻,会話の自発性と流れの欠如もIQとの関連を示した。下位尺度の中では,絵画完成が最も多くの症状と相関していた。各臨床類型にっいてはWAISの各下位尺度およびIQに有意な差異が見出されなかった。WAISの結果についてのクラスター分析からは,異なるプロフィル特徴をもつ4類型が見いだされた。4類型については,クラスター1と3は知的水準は異なるが陽性・陰性両症状が強く,クラスター4は両症状ともに軽度でかつ知的水準も良好であった。

精神分裂病患者の病前行動特徴(第5報)—通知表による分裂病患者と一般児童の行動の比較

著者: 飯田茂 ,   増井寛治 ,   原田誠一 ,   高桑光俊 ,   佐々木司 ,   高橋象二郎 ,   岡崎祐士

ページ範囲:P.713 - P.718

 【抄録】 筆者らは,小・中学校時代の通知表を用いて,精神障害患者の病前行動特徴を調査してきた。これまでにDSM-Ⅲの診断基準による分裂病患者とその同胞,感情病および神経症患者を対象にして比較してきた。その結果,分裂病は学童期から「場に溶け込めない」「交友が狭い」「無気力」「消極的」「自信がない」など,いわゆる分裂気質や分裂病の残遺症状と類似した行動特徴が認められた。一方,感情病は「積極的」「明るい,明朗」「熱中」「お節介」など対照的な行動特徴が認められた。また神経症については特徴的な病前行動は明らかではなかった。今回は,DSM-Ⅲの基準によって診断された分裂病の病前行動の疾患特異性をさらに検討するために,分裂病患者の病前行動と同胞の行動を一般児童の行動と比較検討した。その結果,過緊張,孤立,自信欠乏,自己決定能力の欠如,責任感・指導性・積極性の不足,言語表現能力や活力が欠けている点は分裂病に特徴的であることが強く示唆され,それらが学童期から存在している可能性が示された。同胞は「積極的に発言することは少ないが,真面目で思慮深く,作業が丁寧である。」と評価されるという結果を得た。

長期にわたる抑うつ状態の経過中,Basedow病を呈した1症例

著者: 小泉典章

ページ範囲:P.719 - P.724

 【抄録】 長期にわたる抑うつ状態の経過中,Basedow病を呈した1症例を報告した。症例は62歳の女性で,夫の死後,寂しさが続き,体調もすぐれなかった。2年後,下痢と同時に不眠,抑うつ感,悲哀感,体重減少,軽い希死念慮を訴え,メランコリー親和型性格で日内変動もあり退行期うつ病と診断され,抗うつ剤治療により1年後軽快した。さらに,1年間の寛解期間を経て同様な症状が出現し,発汗,頻脈も加わる。苦悶感,自責感が強く,精神症状が前景に出て,あたかも激越性うつ病とそれに伴う自律神経症状と判断したが,眼球突出,甲状腺腫が目立ち始め,Basedow病の的確な鑑別診断と治療が必要だった。T3398.2ng/dl,T428.6μg/dl,TSH 0.07μIU/ml。その後,euthyroid stateでも抗うつ剤を中止すると,再び抑うつ症状が出現したことから,抑うつ状態とBasedow病とは別個に生じ,激越性うつ病の病像に修飾され,またその回復過程にも影響していたものと思われる。

感情障害患者群の体重分布と体重変化

著者: 塩入俊樹 ,   辻本哲士 ,   山田尚登 ,   大門一司 ,   花田耕一 ,   高橋三郎

ページ範囲:P.725 - P.732

 【抄録】 8年間に入院した感情障害(DSM-Ⅲ)患者127例について,入院期間中の体重変化の実測値を標準体重分布に基づいて検討し,さらに自己申告による体重変化と食欲低下を客観的な実測値と比較し,以下の結果を得た。①うつ病患者群の体重分布曲線は,入院時明確な“やせ”傾向を示し,退院時には正常化した。②うつ病の女性において,特に入院時の体重減少傾向が強く,退院時の正常分布への戻りがよかった。③うつ病の下位分類では,メランコリーを伴うものでより入院時“やせ”傾向が顕著で,退院時においても軽度の“やせ”傾向を残していた。一方,メランコリーを伴わないものは,退院時には体重が増加して健常者の体重分布に近づくことが分かった。④躁病では一定の傾向を示さなかった。⑤患者の自己申告による体重変化は実測値と相関し,特にうつ病では信頼性が高かった。⑥主観的食欲低下は,体重変化の実測値との間に有意な関係は認められなかった。

5年間の不登校児のグループワーク—参加児の診断と社会および学校への適応

著者: 吉川領一 ,   大谷修史 ,   角田恵子 ,   宮尾美代子

ページ範囲:P.733 - P.739

 【抄録】 長野県精神保健センターにおける不登校児のグループワークは,1985年5月から,中学生・高校生を中心とした外来デイケアという形式で始められ,1990年3月で5年を経過した。このグループワークの目的は,不登校の子供たちに居場所を提供し,同じような状態像をもつ子供たちとの交流の中で,集団精神療法的な治療やレクリエーションを行い,学校適応や社会適応の方向を目指そうとするものである。社会や学校への適応状況を診断の面からみると,神経症の範疇の子供は,社会や学校によく適応していたが,精神病の範疇の子供は適応がよくなかった。また人格障害の範疇の子供は境界人格障害の子供を除いて,よく適応していた。境界人格障害の子供については,グループワークにおける治療の困難性が問題となった。特にグループワークに導入される前に形成されていた治療者との枠組み設定が,グループワークに参加後も維持できるか否かが治療上の鍵であった。

登校拒否症例の「生活」視点からの考察—その治療論上の意義について

著者: 太田敏男

ページ範囲:P.741 - P.749

 【抄録】 生活論的観点を「『多かれ少なかれ生来の個性と過去の生活史に規定されつつ,自分なりに希望を持って将来を見通しながら,多様な現実の<場>の中で現在を生きている』生活者としてケースをとらえ,日常言語的な言葉を用いて問題点や対策を考えて行く観点」と規定し,この観点から1登校拒否症患者の12年間の経過の検討を試みた。まず問題行動と症状の経過を述べ,次いで学校や家庭やその他の各生活場所,生活空間の広がり,関心や人生目標などの分野での経過を述べた。本人の状態は,学校や職場という生活の大枠に連動した長い周期の悪化と特定のきっかけによる小さな周期の悪化とを繰り返しつつ,趨勢としては改善を示した。生活空間は全体として一方向的拡大を示した。関心や人生目標の分野で一貫した特徴がみられた。これらの知見をもとに,生活論的立場の治療論上の意義や他の立場・見方との関連を論じた。また,各生活場面の構造と症状発現との関連,医学的立場の意義などについても言及した。

短報

抗精神病薬の副作用として生じる分裂病的精神症状について

著者: 坂本暢典 ,   高森宏 ,   天羽裕二 ,   岩橋正人 ,   副島清史

ページ範囲:P.753 - P.756

 精神分裂病に対する第一選択の治療は,抗精神病薬による薬物療法であり,今日の日常臨床においては,分裂病患者のほぼ全員が,抗精神病薬の投与を受けている。また,分裂病においては薬物の維持療法が必要とされており,抗精神病薬の投与は,長期にわたるものとなる場合が多い。
 その一方で,抗精神病薬の副作用として,内因性分裂病症状との鑑別が困難な精神症状が生じることが報告されている。例えば,「悪性症候群」と緊張病性昏迷の鑑別診断の困難さは有名である。また,「paradox反応」1)ないしは「akathisia」7),「亜急性抑うつ反応」5),「akinesia」3),「tardiveakathisia」2),「挿話性病理現象」6)などの場合にも,これらの抗精神病薬による精神症状と内因性分裂病症状の類似性は高く,鑑別診断は困難である(表)。また「paradox反応」ないしは「akathisia」によって,自殺や殺人すら生じうることも報告されている4)

血液透析療法が有効であった悪性症候群の1例

著者: 福西勇夫

ページ範囲:P.757 - P.760

■はじめに
 悪性症候群(Neuroleptic Malignant Syndrome,NMS)は抗精神病薬投与による重篤で致死的な副作用の一つで,臨床症状では意識障害,筋強剛,自律神経系症状,発熱等を呈し,検査所見では白血球増加,CPKの異常高値を示す症候群であることはよく知られている。ここ数年本邦においても,NMSの症例が相次いで報告されている2,3,8,9,12,17)
 NMSの治療はdantroleneによる薬物療法が主流とされつつあるが,ときに筋組織の破壊によりミオグロビンが血液に流出され尿細管を閉塞することから,急性腎不全を惹起し緊急の血液透析(Hemodialysis,HD)の施行を余儀なくされることもある。その一方では,NMSに対し,抗精神病薬の除去を目的として血液灌流(Direct Hemoperfusion,DHP)による治療の試み2,8,11)もなされている。

ステロイド治療中のSLEの1患者におけるてんかん発作,脳波異常,血清補体価の変遷

著者: 本田秀夫 ,   丹羽真一 ,   鈴木修二

ページ範囲:P.761 - P.764

 全身性エリテマトーデス(SLE)は,多臓器を障害して多彩な臨床症状を示す代表的な自己免疫疾患で,その経過中にしばしば精神神経症状を示すことが知られている。なかでもてんかん発作はSLEの初期〜後期にわたって高率に出現し2,5,11〜14),発作の頻度がSLEの活動性の亢進と関係しているという指摘もある5)。一方,血清補体価,特にCH50値はSLEの活動性を比較的よく反映しており,治療効果の指標としても有用である。しかし,これまでのところ,てんかん発作,脳波所見とCH50値の関連を縦断的に検討した報告は少ないようである10)。今回我々は,ステロイド治療中のSLEの経過の中でてんかん発作,脳波所見の変動と,CH50値を継続的に観察・測定しえた症例を経験したので,これらの関連および発作型分類を検討し報告する。

資料

全人的医療とリエゾン精神医学に関するアンケート調査—大阪市立医療施設に所属する医師を対象として

著者: 赤埴豊 ,   吉野祥一 ,   奥田治 ,   藤井暁 ,   長尾圭造 ,   大野京介 ,   本多直弘 ,   篠原貞雄 ,   大澤修司

ページ範囲:P.767 - P.773

 現代医療の進歩はめざましく,医療の高度化や専門分野への細分化が急速に進みつつある。このような中で,医療への患者の期待はますます大きくなりつつあるが,反面,医療への不信や不満が増大する危険のあることも無視しえない状況である。このような危険を防ぎ患者の多様なニーズに対応するためには,心理・社会的側面を含め患者全体を対象とする全人的医療(包括的医療)への方向づけを目指す必要がある。一方,総合病院の精神科医療において,近年リエゾン精神医学としての立場が注目を集めている。各診療科からの要請を受けチーム医療を行っていくというリエゾン精神医学の立場は,全人的医療の観点からみてもその役割は重要であり,様々の医療の分野でその試みがなされている(柏木6)1984,黒澤9)1986,アルフォンス・デーケン4)1986,篠原13)1989)。
 大阪市勤務医師会では1988年8月にリエゾン研究会を発足させ,総合病院における全人的医療に関する研究を行ってきた(大阪市勤務医師会1989)。今回その活動の一環として,大阪市立医療施設に勤務する医師を対象に全人的医療ならびにリエゾン精神医学についての意識調査を行い,その全般的傾向ならびに内科系,外科系での相違を明らかにした。

妊産婦の睡眠障害に関する調査研究

著者: 川原隆造 ,   杉原千歳 ,   桑井徹 ,   田中雄三 ,   高田進 ,   小林春彦

ページ範囲:P.775 - P.780

■はじめに
 妊娠中の精神障害は産後に比べ頻度も少なく4,14),社会生活に大きな支障はないとされていることから,妊娠中の精神障害に関する報告は少ない8)。さらに,妊娠中の睡眠に関する調査研究はほとんど皆無に近い。しかし,妊娠中にも意欲の低下・嗜好の変化・感覚の過敏性・睡眠障害などが認められており1),睡眠ポリグラフィー的研究で妊娠後期の著明な睡眠障害を指摘した報告がある7)。母性の精神保健の上からも妊娠中の睡眠障害について検討することは重要であるように思う。
 今回,従来あまり注目されてこなかった妊娠中の睡眠障害の実態を把握して,妊娠各週数における睡眠に関する問題点を知る目的で調査を行った。若干の知見を得たので,その概略を報告し,妊産婦の睡眠障害に関する問題点について検討したい。

動き

「アメリカ『精神医学と法』学会第21回総会」に参加して

著者: 滝口直彦

ページ範囲:P.782 - P.783

 筆者は,1990年10月25日から28日にかけて,カリフォルニア州サンディエゴにおいて開催された,アメリカ「精神医学と法」学会第21回総会に参加する機会を得た。わが国には民法および刑法の両領域における精神医学の役割を論究するための学会はないので,本学会総会について報告し,印象を述べたい。
 本総会は,500名近い参加者を集め,6つの会場に分かれて,それぞれパネルディスカッション,ワークショップ,口演発表,公開講座と多彩なプログラムが行われた。アメリカの学会総会一般について言えることだが,口演発表に比べてパネルディスカッションやワークショップの占める割合が高く,それらがいくつかの会場で同時進行される。そして,いずれの会場においてもフロアから活発な討論がなされる。総会は,会長講演「1990年代の,精神障害を理由として無罪を獲得した人びとの処遇における条件つき釈放:『公正な』治療基準の開発」で幕を開けた。ここで個々の発表について,1つ1つ取り上げる余裕はないので,主だった演題を紹介するにとどめる。

「第13回日本生物学的精神医学会」印象記

著者: 冨永秀文

ページ範囲:P.784 - P.785

 日本生物学的精神医学会第13回大会は,1991年3月28〜30日の3日間群馬大学町山幸輝教授を会長として前橋市民文化会館において開催された。前橋は首都圏と近い割には車の量も少なく,静かなたたずまいの中規模の都市で「水と緑と詩の町」というコピーがぴったりの感じのいい町であった。
 さて本学会は会員数が増加の一途をたどり,1,000名を突破し,また年々発表数が増え本年は一般演題は156題に上り,うち口演は3会場で計82題,ポスター発表が74題となり,昨年より50題弱増加していた。また大会参加者は計430名であった。

「精神医学」への手紙

Letter—産褥期におけるクロルプロマジン投与と母乳中濃度の関係

著者: 森信繁 ,   十束支朗

ページ範囲:P.788 - P.788

 今回我々は,産褥期に再燃状態となりクロルプロマジン(CP)投与を受けた精神分裂病患者について,本薬剤の血中および母乳中濃度を測定しえたので,その結果と本薬剤投与の安全性に関する簡単な検討を報告する。
 症例は,1955年生まれの女性であり,1983年から精神分裂病の診断にてCPを主とした薬物療法を受けていた。寛解状態であったため,1990年1月から服薬を中止していた。同年12月(妊娠39週目)に,山形大学附属病院産科で帝王切開にて出産する。出産日夜から,不安焦燥感・被害関係念慮・不眠を伴った再燃状態となり,これまでも有効であったCP 30mg/day(就眠前)の投与を開始する。この結果速やかな症状改善が得られ,12日間の投薬にて薬物療法を終了する。

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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