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文献詳細

雑誌文献

精神医学33巻8号

1991年08月発行

短報

20年間に及ぶ精神症状を既往にもつ多発性硬化症の1例

著者: 山本桂子1 池田俊美1 加来洋一1 高橋幹治1 山田通夫1 山本清2 森松光紀2

所属機関: 1山口大学医学部神経精神科 2山口大学医学部神経内科

ページ範囲:P.875 - P.877

文献概要

■はじめに
 多発性硬化症(以下MS)には様々な精神症状が合併することが知られている。さらに欧米では精神症状が神経症状に前駆する症例が報告されている。しかし本邦ではMSにおける神経症状に前駆する精神症状についてはほとんど知られていない。今回我々は非定型的精神症状を間欠的に呈し,その経過中にMSと診断された症例を経験した。精神症状とMSとの関連について考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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