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文献詳細

雑誌文献

精神医学33巻9号

1991年09月発行

文献概要

短報

3Hz単律動性徐波が連続的に出現した成人の2症例

著者: 高木一郎1 加藤知子1 岡田滋子1 井上令一1

所属機関: 1順天堂大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.1005 - P.1007

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■はじめに
 我々は,発作性疾患の既往なく50歳台に初発し,長期にわたって3Hz前後の単律動性徐波が中心線上(Fz,Cz,Pz)から広汎に連続的に出現する2症例を経験した。
 連続して出現する徐波は欠神発作,複雑部分発作など,てんかん重積状態において知られているが発症年齢,異常脳波の持続期間,意識障害の有無を含む臨床症状からこれらは否定的と考えた。
 各症例について,この特異な脳波所見の発現機序および臨床症状との関連を検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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