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雑誌目次

論文

精神医学34巻1号

1992年01月発行

雑誌目次

巻頭言

医薬品の安全性対策

著者: 上島国利

ページ範囲:P.4 - P.5

 先日ある若い女性から,脳腫瘍の疑いでMRI検査を受けたが,その結果が心配でたまらないという話を聞いた。検査の理由を問うと,身体不調の精査で高プロラクチン血症が判明したためという。処方を調べてみると予想どおり抗ドパミン作用により上部消化管の運動機能を正常化すると同時に強い制吐作用を示す消化管運動改善薬が長期に投与されていた。この薬剤は,制吐作用が優れており,嘔気を訴える女性などには,最近しばしば手軽に用いられている。その上,高プロラクチン血症には持続性ドパミン作動薬が投与されていた。当該消化管運動改善薬の能書には,内分泌系副作用として「まれにプロラクチンの上昇,乳汁分泌,女性化乳房……あらわれることがあるので,観察を十分に行い……」と記載されている。投与した内科医がこれらの副作用を知っていたら,嘔気消失後短期で投薬を打ち切ったであろうし,持続性ドパミン作用薬の投与も必要なかった。さらにMRIは高価で不必要な検査であり,何より脳腫瘍を心配した患者の苦悩は計り知れない。

展望

乳幼児精神医学—その射程と展望

著者: 本城秀次

ページ範囲:P.6 - P.21

■乳幼児精神医学とは-その歴史と特色
 乳幼児精神医学(Infant Psychiatry)という用語が用いられるようになったのはそれほど古いことではない。
 1976年,Rexfordら68)によって編集されたInfant Psychiatry:A New Synthesisという書物が乳幼児精神医学という名称を冠した最初のものと思われる。この本は,Journal of the American Academy of Child Psychiatry誌に発表された乳幼児に関する優れた研究論文を1冊の本に編集したものであり,その目的は,児童精神科医が乳幼児の精神的問題に関心を抱き,早期介入に積極的に従事するとともに,臨床的実践と実験室的研究の緊密な連携をめざしたものである。こうした流れの中で,世界乳幼児精神医学会結成の準備が進められ,1980年にポルトガルのカスカイスで第1回世界乳幼児精神医学会が開催されるに至った。その後,同学会は3年に1回開催されており,順調な発展を遂げている85)。そして,第1回,第2回大会の成果が,それぞれFrontiers of Infant PsychiatryのVol. 1とVol. 2として出版されている。また,Infant Mental Health Journalが学会の機関誌として採用されている。

研究と報告

森田療法施行中の治療者イメージ

著者: 立松一徳

ページ範囲:P.23 - P.29

 【抄録】 森田療法施行中の入院患者3名を対象として治療者のイメージを中心とする継時的な調査を行った。その結果,3名に共通した傾向がみられた。神経症克服の方法と過程を知り抜いた指導者とみる治療者イメージそのものは,治療者の著書を読んだ時点で成立し,一貫して維持される。しかし,外見上の平板な治療経過にもかかわらず,治療者に対する信頼や期待のあり方は,自己や治療に対する信頼感の動揺に連動して変化し,このことが治療的にも重要であると考えられた。
 治療者の担う役割は,3点にまとめられた。(1)問題設定と治癒に至る過程の体系的モデルの提供者となる,(2)この体系の核として一貫した信頼の対象,よりどころとなる,(3)患者の信頼感の動揺に巻き込まれることなく,これに対して直接には何もしない存在であり続ける。これらは,不問的態度と呼ばれる森田療法の治療者の基本的あり方に対応するものと考えられた。

血清Na値は正常範囲を示し,振戦せん妄に伴ってcentral pontine myelinolysisを来したアルコール依存症の1症例—MRI所見とその成因について

著者: 榎田雅夫 ,   松岡孝裕 ,   加沢鉄士 ,   山内俊雄

ページ範囲:P.31 - P.37

 【抄録】 アルコール離脱後,振戦せん妄に伴ってcentral pontine myelinolysis(CPM)が発症したと考えられたアルコール依存症の1症例を報告し,その成因について考察した。これまでCPMは剖検で診断されていたことが多いが,本例は頭部MRIのT1強調画像で橋底部中央に円形の低信号域,T2強調画像で同部に高信号域を認め,CPMと診断された。頭部CTでは橋底部に異常所見を認めず,本疾患の診断にMRIは有力な検査法と考えられた。
 現在,CPMの成因として低Na血症の急速補正,ないしは過剰補正が重要視されている。本例の血清Na値は経過中つねに正常範囲を示し,その成因に低Na血症の急速補正,過剰補正を考えることは難しく,アルコール離脱それ自体が発症に関与したことが推測された。また,本例に認められた貧血,肝機能障害,高アンモニア血症,低K血症などが多因子的に関与した可能性も考えられた。

画像所見にて診断したcentral pontine myelinolysisの1例

著者: 梶田修明 ,   吉邨善孝

ページ範囲:P.39 - P.44

 【抄録】 症例は60歳の慢性アルコール症の男性であり肝障害にて入院後,全身倦怠感とともに易刺激性,焦燥感,不眠がみられ徐々にせん妄状態に移行した。その後意識障害は改善されるも一過性に四肢不全麻痺・仮性球麻痺・小脳失調が軽度認められ,画像にて橋中央部に境界明瞭な異常所見が得られることにより,本例をCPMと診断できた。CPMの病因については最近,低Na血症の急速補正が注目されているが,本例にその事実はなく諸検査結果より,我々は低Na血症の持続とアルコール・肝障害因子が影響し合い本例のCPMを形成したと推測した。CPMの病因解明には多数例の報告と並行し,1つ1つの詳細な報告が必要と考え今回本例を提示した。CPMはこれまで剖検にて診断されることの多い予後不良の稀な疾患とされてきた。しかし,本例のごとく過去には見逃されていたと思われる予後良好な軽症例も,画像診断の進歩とともにその報告は今後ますます増えるものと考えられた。

自閉性障害にみられる折れ線現象とその成因をめぐって—2組の自閉性障害同胞一致例の比較検討より

著者: 小林隆児 ,   藤山哲男

ページ範囲:P.45 - P.55

 【抄録】 2組の自閉性障害同胞一致例について,折れ線現象の発現時期とその後の発達経過を中心に検討し報告した。折れ線現象の発現時期が2歳未満の1例は発達経過が比較的良好であったが,2歳以後の3例はすべて不良であった。この3例は発達経過の中で,ひねくれ反応が顕著に認められた。ひねくれ反応を対象関係の発達病理の視点から検討し,ある種の発達的側面としてとらえる必要性と治療的観点からその意義を主張し,自閉症の成因についても最近の研究の動向を踏まえて言及した。

Adrenoleukomyeloneuropathyの1例

著者: 三由幸治 ,   乾正 ,   谷口典男 ,   籠本孝雄 ,   松永秀典 ,   挾間敬憲 ,   中田俊士

ページ範囲:P.57 - P.62

 【抄録】 Adrenoleukomyeloneuropathy(以下ALMNと略)の1例を報告した。症例は,41歳男性。29歳頃,下肢知覚障害,歩行障害,インポテンツの神経症状で発症した。精神症状は,33歳頃,無関心,感情失禁,意欲低下が出現した。34歳頃,不眠,不穏,妄想状態がみられた。その後,けいれん発作も出現し,痴呆,寝たきり状態となった。頭部X線CTで両側側脳室後角周囲白質に低吸収域を認め,rapid ACTH試験は,副賢皮質機能の低下を示した。血漿のスフィンゴミエリンの脂肪酸分析で極長鎖飽和脂肪酸の増加を認め,臨床症状,経過よりALMNと診断した。
 ALMN,adrenoleukodystrophy(以下ALDと略)の精神症状について述べ,ALMN,ALDに対する精神医学領域の重要性を指摘した。

Rapid cycling affective disorder発症に関する諸因子と治療について

著者: 山口登 ,   青葉安里 ,   常泉智弘 ,   高木博敬 ,   千嶋達夫 ,   酒井隆 ,   根岸協一郎 ,   廿楽通徳 ,   諸川由実代 ,   上村誠 ,   竹下貴史 ,   大田共夫 ,   木代真樹 ,   長谷川和夫

ページ範囲:P.63 - P.68

 【抄録】 躁うつ病患者のrapid cycling現象(年に少なくとも4回かそれ以上の抑うつおよび躁または軽躁のエピソードを有する)の関連因子とその治療について主に精神薬理学的観点から検討した。双極型感情障害患者46名(男15名,女31名)を対象とし,それぞれの臨床経過をretrospectiveに調査したところ,rapidcycler(RCと略す)は12名(男4名,女8名),non-rapid cycler(non-RCと略す)は34名(男11名,女23名)であった。RC 12名の感情障害発病からrapid cyclingまでの期間は約7年であり,rapid cycling時には,すべての症例で躁または軽躁状態が認められた。RC発症に関与する因子として,遺伝負因を有することと自殺企図が比較的高頻度にみられることに加え,躁病相直前の抗うつ薬治療が重要な因子と考えられた。治療としては,大量の抗うつ薬投与を避けること,さらに,躁病相時には一時的にneurolepticsを用いることはあっても最終的には炭酸リチウム,カルバマゼピン,バルプロ酸ナトリウムの単独または併用が有効であった。

悪性症候群における髄液モノアミン動態—その継時的変化と他の副作用における髄液モノアミン動態との比較

著者: 西嶋康一 ,   石黒健夫 ,   橋本有滋

ページ範囲:P.69 - P.76

 【抄録】 典型的な悪性症候群11例において,髄液中のHVA,5-HIAA,NA,MHPGの測定を,その病相期から改善後にかけて継時的に行い,また,抗精神病薬の他の副作用3例(薬剤性パーキンソン症候群2例と抗精神病薬投与中,高熱とrhabdomyolysisを呈したが錐体外路症状を認めなかった1例)においても同様の検査を行い,正常対照群の値と比較し以下の結果を得た。(1)悪性症候群では,その病相期で髄液HVA,5-HIAAは有意に低値であり,改善後もその低値は1カ月以上持続していた。一方,NA,MHPGは病相期で高値を示し,改善後は正常に復した。(2)薬剤性パーキンソン症候群2例では,HVA,5-HIAAは低値であったが,NA,MHPGは正常対照群の値と比べ変化はみられなかった。(3)高熱,rhabdomyolysisを呈した症例では,HVA,5-HIAA,NA,MHPGすべてが異常高値を示した。以上から,HVA,5-HIAAの低値は錐体外路症状と,NA,MHPGの高値は高熱などの自律神経症状と関係のあることが示唆された。

拘禁性精神障害の5例

著者: 三辺義雄 ,   堤学 ,   江守賢次 ,   倉知正佳 ,   野田真紀子 ,   山口成良

ページ範囲:P.77 - P.81

 【抄録】 拘禁性精神障害を来した5例を報告した。診断の内訳は反応性妄想状態3例(攻撃的妄想2例,被害的妄想1例),反応性もうろう状態2例(ガンゼル症候群1例,ヒステリー1例)であった。既存の精神疾患としては精神分裂病1例,妄想性障害1例,てんかん性精神障害1例,病的賭博1例,依存的性格傾向1例であった。これらの既存の精神障害と拘禁性精神障害の成立における心的構築や症状の表現型との関連性を中心に考察を加えた。拘禁性精神障害についての研究は拘禁という限定された状況における精神障害と環境の問題,ひいては一般の精神障害での症状形成を検討する上で重要な示唆を与えると考えられた。

Charles Bonnet症候群の1例

著者: 足立直人 ,   永山素男

ページ範囲:P.83 - P.87

 【抄録】 症例は84歳女性。64歳白内障手術後に緑内障を併発し,数年で全盲となった。手術直後より特に誘因なく“歌舞伎役者”などの複合幻視を挿間性に繰り返し生じた。幻視は生き生きとして明確なものであったが,当初は現実との区別が可能であった。83歳時,風邪を契機に“獅子”などの慢性的な幻視となり,徐々に家族を巻き込んでの妄想を形成した。ほぼ全経過を通じ,意識は清明であり知的機能の低下も認めなかった。また精神分裂病や躁うつ病も除外された。これらの所見から本例はCharles Bonnet症候群のほぼ中核的な状態に引き続き,2次性妄想を生じたものと考えられた。
 幻視を中心とした特異な精神症状と検査所見について報告し,Charles Bonnet症候群の疾患概念とその幻視の特徴について考察を行った。

短報

90度の傾斜視を呈した右被殻出血の1例

著者: 村田真二 ,   小川眞 ,   澤田徹

ページ範囲:P.89 - P.91

 変形視のうち視覚座標系異常には,水平面の180度の回転つまり左右が完全に裏返って感ぜられる逆転視と,180度垂直方向に上下逆転して知覚される倒錯視があり,外界の回転が180度に達しない場合は傾斜視と呼ぶ。我々は,高血圧性右被殻出血後2日間にわたって,眼前の物体が矢状面で上下90度回転するという,特異な傾斜視の症例を経験したので報告する。

うつ症状が先行したリウマチ性多発筋痛症の1例

著者: 玉置幸弘

ページ範囲:P.93 - P.95

 リウマチ性多発筋痛症(polymyalgia rheumatica;PMR)は側頭動脈炎(temporal arteritis;TA)の1症状とも考えられている2,4,8)。臨床上は近位筋痛を主症状とし,血沈値は高度亢進しCRPも強陽性であるが,RAやRFといったリウマチ性疾患を示す検査は陰性で関節症状も伴わないのが特徴とされており,副腎皮質ホルモンが有効である3,4,10)
 筆者は76歳女性でうつ症状が先行していた典型的なPMRの1例を経験した。PMRの報告は多いものの,精神症状としてのうつ症状を伴ったPMRの症例7,9,11)は極めて少ないので,若干の文献考察を加え報告する。

紹介

Jean-Martin Charcotの火曜講義とその日本語版の成立

著者: 江口重幸

ページ範囲:P.97 - P.104

■はじめに
 Jean-Martin Charcot(1825〜1893)は,19世紀末の神経学と力動精神医学に巨大な影響を及ぼした。近代神経学と力動精神医学とが分かれていった三叉路に,Charcotの神経病学が位置するという評価が現れるまでに長い時間が必要であった。Ellenberger5)やFoucault6)あたりに端を発したこの再評価の動きは,特にこの数年間にCharcotrevivalともいえる様相を呈するほどに至っている。しかも,この動向は,神経学31)や精神分析3,29)やヒステリー研究20,35)の領域にとどまらず,政治社会史12,15),美術史4,33)などの領域にまたがり,とりわけ英語圏の歴史家が,19世紀中盤から第三共和政のCharcotの時代を中心とするフランスの神経病学,精神医学に焦点を当てて多くの研究成果を生み出していることが最近の特徴としてあげられる14,19,37)。さらに,これらに加えて,詳細な解説の付いた火曜講義の部分英訳10),臨床講義英語版の復刻が相次ぎ2),またCharcotからFreudにあてられた手紙が発掘され8),Charcotに関連した展覧会も開催されて,詳細なカタログが発行されている1,28,32)
 日本においては,もちろん神経学領域から取り上げられたものが中心であるが16,18),Charcotの提示した概念や事例は,精神医学の文脈から読み直してもきわめて興味深いものである。今世紀初頭,その火曜講義が日本の医学雑誌に数年間にわたり翻訳され,それが明治の終わりに3巻本になって出版されているが,小論では,少なからぬ精神医学的含意を持つCharcotの臨床講義に焦点を当て,日本における受容を,火曜講義日本語版の出版を中心に概観したい。

動き

「第1回国際睡眠学会」印象記

著者: 村崎光邦

ページ範囲:P.105 - P.107

 World Federation of Sleep Research Societies(WFSRS)主催のもとに第1回国際睡眠学会がフランスのカンヌで,1991年9月21日より9月25日までの5日間開催された。WFSRSとはアメリカのAmerican Sleep Disorders Association(ASDA)とSleep Research Society,European Sleep Research Society(ESRS),Japanese Society of Sleep Research(JSSR)を中心に,Australasian Sleep Association,Canadian Sleep SocietyおよびLatin American Sleep Research Societyが1つにまとまって構成された組織で,UCLA生理学教室のMichael H. Chase教授が会長を務め,7名の実行委員会のメンバーに日本から菱川泰夫教授と井上昌次郎教授が参画されている。今回はWFSRSによるFounding Congressと銘うって行われ,会長にはイタリアのボローニァ大学のPier Luigi Palmeggiani教授が当たり,また名誉会長には睡眠研究の大御所Michel Jouvetが就任している。
 学会場は,ヨーロッパ随一の豪華なリゾート地で風光明美を絵に画いたような南仏はカンヌのPalais des Festivalsであり,有名なカンヌ映画祭の行われるのと同じ場所である。参加者は等しく会場のテラスから一望されるカンヌの海岸の息をものむ美しさには目を見張ったものである。本学会の参加者は1,300名前後とFounding Congressとしては予想以上の多きに上り,34ヵ国からの演題発表があった。それだけ睡眠にまつわる基礎的研究から睡眠・覚醒障害に対する心理学的,精神医学的研究への関心が高く,実際の臨床場面でも大きな問題であることを反映しているといえよう。

「世界精神保健連盟WFMH世界会議」印象記

著者: 加藤伸勝

ページ範囲:P.108 - P.110

 1991年8月18日から23日まで,世界精神保健連盟の世界会議(World Federation for Mental Health)がメキシコ市において開催された。日本からは次回の'93世界会議組織委員会の島薗安雄委員長を団長とするグループをはじめ,いくつかのグループを含め,約70名の人達がこれに参加した。
 メキシコ組織委員会の発表によれば,参加者は6,200名(国外から820名)という膨大な数であった。職種別には,精神保健に関与するあらゆる職種の人々に加え,コンシューマーと称せられる回復者も加わった。出席者に若い女性の姿が目立ったが,看護や心理の学生が動員されたらしかった。

「精神医学」への手紙

Letter—米国における薬物乱用の変遷と用語について/Answer—レターにお答えして—speed freakと摂取経路の変化

著者: 和田清

ページ範囲:P.112 - P.113

 「経鼻的ならびに喫煙摂取を行った覚醒剤依存の症例」1)の中で,米国における薬物乱用の変遷および用語について,少々誤認が認められるので,私の知る限りの変遷および用語について紹介したい。
 元来,米国におけるコカイン乱用の主な使用法は静注ではなく,経鼻的方法だったようです。コカイン無料電話相談での調査では61%が経鼻的使用だった(1984年)といいます4)。ところが1983年にバハマ諸島で,吸煙可能な「クラック」と呼ばれるコカインのフリーベースが作られ,このクラックの流入が1980年代後半から始まる今日の米国の状況を生み出す大きな要因の1つになったようです2)

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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