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文献詳細

雑誌文献

精神医学34巻1号

1992年01月発行

文献概要

短報

90度の傾斜視を呈した右被殻出血の1例

著者: 村田真二12 小川眞1 澤田徹1

所属機関: 1国立循環器病センター内科脳血管部門 2現,大阪医科大学神経精神医学教室

ページ範囲:P.89 - P.91

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 変形視のうち視覚座標系異常には,水平面の180度の回転つまり左右が完全に裏返って感ぜられる逆転視と,180度垂直方向に上下逆転して知覚される倒錯視があり,外界の回転が180度に達しない場合は傾斜視と呼ぶ。我々は,高血圧性右被殻出血後2日間にわたって,眼前の物体が矢状面で上下90度回転するという,特異な傾斜視の症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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