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文献詳細

雑誌文献

精神医学34巻1号

1992年01月発行

文献概要

「精神医学」への手紙

Letter—米国における薬物乱用の変遷と用語について/Answer—レターにお答えして—speed freakと摂取経路の変化

著者: 和田清1

所属機関: 1国立精神・神経センター精神保健研究所

ページ範囲:P.112 - P.113

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 「経鼻的ならびに喫煙摂取を行った覚醒剤依存の症例」1)の中で,米国における薬物乱用の変遷および用語について,少々誤認が認められるので,私の知る限りの変遷および用語について紹介したい。
 元来,米国におけるコカイン乱用の主な使用法は静注ではなく,経鼻的方法だったようです。コカイン無料電話相談での調査では61%が経鼻的使用だった(1984年)といいます4)。ところが1983年にバハマ諸島で,吸煙可能な「クラック」と呼ばれるコカインのフリーベースが作られ,このクラックの流入が1980年代後半から始まる今日の米国の状況を生み出す大きな要因の1つになったようです2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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