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研究と報告
異なるタイプの心因性健忘を呈した5症例についての検討
著者: 白木澤史子1 高橋典克1 道又利1 齊藤悦郎1 伴亨1 鈴木廣子1 酒井明夫1 三田俊夫1
所属機関: 1岩手医科大学神経精神科学講座
ページ範囲:P.1065 - P.1071
文献購入ページに移動各タイプの健忘の発症に関与する個体・環境要因について検討した。「限局した健忘」と「系統的な健忘」は心因と健忘の内容,期間に相関性があり,「全般健忘」に比べ環境要因の占める割合が高いと考えられた。
Janetの神経症理論は発現する健忘の種類ばかりでなく,随伴する解離性障害,転換性障害の種類や発現順序を統一的に理解する上で有用と考えられた。
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