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文献詳細

雑誌文献

精神医学34巻10号

1992年10月発行

文献概要

短報

特異な脳波所見を呈したステロイド精神病の1例

著者: 奥野孝代1 植木啓文1 児玉佳也1 高井昭裕1 岩間久和2 山下元基3

所属機関: 1岐阜大学医学部神経精神医学教室 2羽島市民病院精神科 3美濃加茂病院

ページ範囲:P.1121 - P.1123

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■はじめに
 我々は,ステロイド精神病と診断しうる1例を2回にわたり治療する機会を得た。この症例においては,入院時には対話可能な状態にありながら,睡眠時様脳波所見(Stage 2)がみられたが,精神状態の安定化とともに,正常安静覚醒時脳波所見が得られるという,臨床症状の変化に伴う脳波所見の変動が認められた。本論において,我々は,この症例の臨床経過を報告し,若干の考察を加えたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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