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文献詳細

雑誌文献

精神医学34巻11号

1992年11月発行

文献概要

研究と報告

Cutis verticis gyrata-mental retardation syndromeにepilepsyの合併した3例

著者: 野間口光男1 長友医継1 松本啓1 瀧川守国2 河野一成3 山本征夫4

所属機関: 1鹿児島大学医学部神経精神医学教室 2鹿児島大学保健管理センター 3都城新生病院 4鴨池病院

ページ範囲:P.1217 - P.1223

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 【抄録】 1単科精神病院入院患者340名中,cutis verticis gyrata(CVG)-mental retardation(MR)syndromeにepilepsyを合併した3名が認められた。これらの3例においては,①30歳以上の男性である,②CVGは30歳前後に発症している,③CVGにMRおよびepilepsyを伴っているが家族にそれらを認めない,④満期正常分娩である,⑤頭蓋の骨形成異常が認められる,⑥てんかん発作のコントロールが不良である,⑦脳波に異常波の出現がある,⑧CTスキャンで大脳皮質の萎縮が存在する,が認められた。また,3例中2例において,①同胞に流産がある,②斜視が認められる,③低出生体重児である,という共通点が認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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