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【抄録】 読字強迫を呈した38歳男性の強迫神経症患者に対し,clomipramineを主体とする薬物療法を行ったが十分な改善を認めなかった。このため,曝露-反応妨害法を取り入れた読書訓練を考案し行ったところ,著明な改善を認めた。このことから,読字強迫を伴う強迫神経症に対して薬物療法により十分な改善が得られない場合,行動療法の併用は試みる価値があると考えられる。
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