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雑誌目次

雑誌文献

精神医学34巻4号

1992年04月発行

雑誌目次

巻頭言

精神保健への関与

著者: 島薗安雄

ページ範囲:P.346 - P.347

 三,四年前のことであるが,NHKのある解説委員から,精神科の先生は精神病のことにばかりかかわっているようだが,もっと広く心の健康にも関心を持ってもらえないだろうか,と言われたことがある。精神病のことばかりということはないはずだが,と話したが,どうしてそう考えられたのだろうか,世間の人は皆同じように感じているのだろうか,と気になった。
 我々の日頃の臨床でも,狭義の精神病と同じくらい,神経症やいろいろな適応障害の患者を診療している。その背景をなす諸問題にも関心を持っているのであるが,世間では精神科医というと重い病気の人達だけを対象にしていると考えているのであろうか。その解説委員は,精神科には暗いイメージがつきまとっている,もっと明るくできないのか,とも言っていた。

展望

学習障害の精神医学

著者: 中根晃

ページ範囲:P.348 - P.364

■学習障害の概念
 1.LDの概念
 学習障害(learning disabilities;LD)の概念はClementsら25)が微細脳機能障害MBDのタイトルの下に特定の学習能力の欠陥を記述したことに遡るとされる。森永90)は学習障害は微細脳機能障害MBDの症状として,治療教育を前提として提唱された用語であるとしている。この用語を最初に採用したのはKirk, S. L. とされ,学力の欠陥が文化および教育上の因子によってではなく,脳の機能障害の結果である時に使用するとしたが,診断にあたっての重要な部分はある能力と他の能力とに大きな隔たりがあることだとされ121),彼はこうした子供は読字障害dyslexiaというよりも読むことを学習しないのだとし,教育現場で多数の人によって用いられる名称になった2)。学習に問題を持つ子供に対するとらえ方の力点の変化は,全米障害児諮問協会NACHCの1988年のMBDの定義から1977年の連邦のLDの法的定義(PL94.12)という変遷に反映されている。ここでLDは能力と学業達成度とのギャップ,基礎にある心理過程およびいくつかの病態の除外が定義の骨組になり121)「特定学習障害とは,言われたり,書かれたりする言語の理解と使用を含む基本的な心理的な過程の障害によって,聴いたり,考えたり,話したり,読んだり,書いたり,綴ったり,計算をしたりといった能力が不完全であるという形で出現するもので,知覚のハンディキャップ,脳損傷,微細脳機能障害,読字困難,発達性失語が含まれるが,視聴覚や運動の欠陥の結果でも,精神遅滞や情緒障害,文化的・環境的,経済的不利の結果でもない」と記述されている。

研究と報告

ある成人期自閉症者の強迫症状と家族病理

著者: 小林隆児

ページ範囲:P.365 - P.371

 【抄録】 10歳過ぎから強迫症状が出現し,その後感情障害や心身症をも合併するまでに至った24歳の自閉症者に家族療法を試みた結果,臨床症状に著しい改善がみられた。患者の症状の背景にある中心的精神病理として,施設入所を契機に強まった母子共生関係に基づく母子の分離不安の増強と患者のアンビバレントな心性が推測された。家族療法の中で両親間に強い情緒的対立とそれを双方が否認する態度がみられたが,両親に患者への関与を具体的な共通課題として提案することにより,両親間のコミュニケーションは急速に改善し,それに伴って患者の種々の問題行動が改善していった。最後に本症例の治療を通して自閉症に対する精神療法的接近の意義についても若干考察した。

挿間性に精神変調(もうろう状態)を呈したオルニチン・トランスカルバミラーゼ欠損症の思春期女子例—フェニル酢酸による治療効果の特徴

著者: 高橋祐二 ,   清水徹男 ,   三島和夫 ,   菱川泰夫 ,   高田五郎

ページ範囲:P.373 - P.382

 【抄録】肉類を全く食べないという著しい偏食を矯正されたことを契機として,挿間性の精神変調(もうろう状態)を呈するようになったオルニチン・トランスカルバミラーゼ(OTC)欠損症の16歳の女子例を報告した。患者は精神発達遅滞児であり,養護学校の中学部(全寮制)に入学後,それまで長年にわたって続いていた野菜に偏った食習慣を矯正されたことを契機として,その後の約4年間にわたり,ほぼ1カ月に1回の頻度で2〜4日ほど続く挿間性のもうろう状態を呈するようになった。某医からバルプロ酸ナトリウム(VPA)1日量400mgの投与を受けたところ,ふらつき,眠気,精神的退行を思わせる幼稚な言動を反復する意識変容状態を示すようになり,同時に,著しい高アンモニア血症(308.4μg/dl)がみられた。肝生検と肝の尿素サイクル系の酵素活性の測定により,OTC欠損症と診断された。フェニル酢酸の投与開始後には,蛋白質の制限食を与えなくとも,血中アンモニア量は正常値を示し,挿間性の精神変調は現れなくなり,脳波所見と学校生活への適応度とは著しく改善した。フェニル酢酸療法の効果発現機序およびOTC欠損症における早期治療の重要性,ことに,精神発達遅滞の発生とその進行を予防することの可能性について考察を加えた。

森田療法の不問技法の普遍性と特異性

著者: 長山恵一

ページ範囲:P.383 - P.390

 【抄録】 精神分析と比較した場合,森田の不問技法には次のような普遍性が存在する。①患者の在り方の歪み—病態—を一定方向に水路づけて,病態処理の舞台に振り向ける「水路づけ」「限界設定」の機能がある。②「限界設定」技法には患者の当面の関心事や要求を患者の望むような形では“取り上げない”あるいは一挙に“捨て置く”“答えない”といった不問的契機が含まれ,それは厳しい病態処理の「問い」のプロセスと表裏一体を成す。③治療者・患者間に心理的距離を生みだす働きがある。普遍性の一方で不問技法には次のような特異性がみられる。不問技法では患者の病態を病態ではないとまで言い切る,ある種の「言い換え」「すり替え」が行われる。こうした形で,「限界設定」を行うのは森田療法が強迫者たちを主な治療対象にしていること,さらには彼らの病理を1対1の治療者・患者関係ではなく,作業・集団生活の中で扱い処理する独特の病態処理戦略をとることが関係する。

妄追想により短期間に緻密な妄想体系を構築した1例

著者: 道又利 ,   齊藤悦郎 ,   臼木澤史子 ,   伴亨 ,   酒井明夫 ,   三田俊夫

ページ範囲:P.391 - P.397

 【抄録】 妄追想により,傷害致死などの事件を内容とする緻密な妄想体系をごく短期間に構築し,かつ妄追想以外の症状がほとんど認められない27歳の1男性症例を経験した。本例の主症状は,その形式から,妄追想,連想性追想錯誤などの概念に合致し,症例の症候論的検討を通じてこれらの諸概念について考察した。
 本例の考察を通じて再規定される「妄追想」とは,それ自体は現状への適応を強く志向していながら,自閉性の問題に深くかかわる概念であり,そこでは,適応すべき現状と自閉的過去とで構成される「二重の見当識」が端的に示されると考えられた。また妄想の形成機序について力動的解釈をも試みた。これらの錯綜した諸問題を見通す視点を提供するという点で本症例は極めて有用であった。

Rapid cycling affective disorderに対するlithium,carbamazepine,clonazepam併用療法の経験

著者: 馬場信二 ,   笹野友寿 ,   新門弘人 ,   渡辺昌祐

ページ範囲:P.399 - P.408

 【抄録】 3例のrapid cycling affective disorderに対してChouinard, G. の提唱するstep-care approachに準じて,lithium,carbamazepine,cionazepamの併用療法を行った。
 3例とも躁病相の予防効果が著明に認められた。しかしうつ病相の予防は不完全で,少量から中等量の抗うつ薬の併用を必要とした。併用療法後に再発したうつ病相は軽症,短期間で,抗うつ薬によく反応した。併用によって特に問題となる副作用はなく,単独の気分安定薬では無効な症例やrapid-cyclerに対してstepcare approachの併用療法は有用と考えられた。

ヨードホルムガーゼの手術創充填によりせん妄状態を呈した直腸癌の2例

著者: 笠原友幸 ,   石郷岡純 ,   三浦貞則

ページ範囲:P.409 - P.416

 【抄録】 ヨードホルムは古くから創傷や潰瘍の殺菌や消毒に用いられているが,その中毒症状としてせん妄,頭痛,頻脈,対光反射の遅延などがみられることはあまり知られていない。今回,我々は直腸癌の手術後の開放創にヨードホルムガーゼを挿入したところ,せん妄状態を呈した2症例を経験したので報告した。症例1は79歳の女性,直腸癌の診断のもと腹会陰式合併切除術と人工肛門造設術を受け,開放創にヨードホルムガーゼ5m充填された。術後5日目よりせん妄状態となったが,ヨードホルムを中止したところ約2週間で回復した。症例2は59歳の男性,直腸癌の診断のもと腹会陰式合併切除術と人工肛門造設術を受け,開放創にヨードホルムガーゼ6m充填された。術後6日目よりせん妄状態となったが,ヨードホルムを中止したところ約1週間で回復した。中毒症状は主としてヨードホルム自体の中枢神経系に対する麻酔作用に起因し,長期あるいは大量使用の場合はヨードの中毒作用も合併してくると考えられた。

再生不良性貧血の治療中に精神症状を呈した1例

著者: 飯高哲也

ページ範囲:P.417 - P.421

 【抄録】 再生不良性貧血の治療中に幻覚妄想状態,精神運動不穏などを伴うせん妄状態が長期間続き症状の改善後に健忘を主とした痴呆状態となった症例を経験したので報告した。症例は41歳の男性で15歳で同疾患の診断を受け治療を続けていたが精神障害の既往はない。1987年12月にmethylprednisoloneのパルス療法を施行した後幻覚妄想状態となり入院した。haloperidolを中心とした薬物療法で症状の改善をみたが内科へ転科後症状が再燃し精神科へ再度転科した。脳CTでは軽度の大脳皮質萎縮がみられ,脳波所見は基礎律動の徐波化が中心で突発性発作波は認めなかった。最終的に長谷川式簡易痴呆スケールで19点と中等度痴呆を示した。多年にわたる出血傾向や貧血が症状発現に大きな影響を与えたと考えられ,同疾患の合併症として精神神経症状の出現も十分留意すべきものと考えられた。同疾患における精神神経症状の合併は比較的稀であり,文献的にも考察を加えた。

短報

123I-IMP SPECT検査で視床領域に高集積を認めたセネストパチーの1例

著者: 角田雅彦 ,   倉知正佳

ページ範囲:P.423 - P.425

■はじめに
 身体の様々な部位の異常感を奇異な表現で訴える症例はセネストパチーと呼ばれる。セネストパチーは,分裂病圏,躁うつ病圏,神経症圏,脳器質性のものなど,様々な疾患に現れるが,器質性疾患との関連では,視床領域にその障害が推定されることが多かった。
 今回我々は,「釣り糸が体に絡みつく」と言って苦しがるセネストパチー(DSM-Ⅲ-R:特定不能の身体表現性障害)の1例において,123I-IMP SPECT検査を施行したところ,特徴的な所見が得られたので報告する。

病相頻発型気分障害の10例の臨床的特徴

著者: 中村中 ,   木下徳久 ,   神庭重信 ,   島悟 ,   宮岡等 ,   八木剛平 ,   浅井昌弘

ページ範囲:P.427 - P.430

■はじめに
 1974年にDunnerら5)は,リチウム治療抵抗性であるその特徴を強調するため,1年間に4回以上の躁またはうつ病相を持つ双極性障害患者に対してrapid cycler(以下,病相頻発型と訳す)という語を初めて用いた。ところが近年,抗うつ薬の使用により双極性障害の一部に躁うつ病相の頻発化が誘発され,それに関連して障害がリチウム治療に抵抗性となることが明らかにされると,気分障害,特に双極性障害のうつ病期に抗うつ薬を使用することの是非をめぐり,病相頻発型の意義が再考された1,7,8,10,12〜14)。しかしながら我が国では,病相頻発型気分障害の臨床的特徴についての研究報告は少ない。本稿では,病相頻発型気分障害と診断された10症例についてその発症や経過を調査し検討を加えた。

抗精神病薬変更により軽快したPisa症候群の1例

著者: 鈴木映二 ,   神庭重信 ,   丹生谷正史 ,   新谷太 ,   木下徳久 ,   八木剛平 ,   浅井昌弘

ページ範囲:P.431 - P.434

■はじめに
 Pisa症候群は,1972年にEkbomらにより初めて報告されたジストニアの1型4)で,抗精神病薬投与により数日〜数カ月の後に出現する稀な副作用と考えられている。今回我々は,本邦においてはあまり注目されていなかったPisa症候群を経験したので,ここに報告し若干の考察を加えたいと思う。

紹介

ロマン主義精神医学と自己像幻視—Justinus Kernerの2つの記載をめぐって

著者: 濱中淑彦

ページ範囲:P.437 - P.440

■はじめに
 自己像幻視の概念が精神医学に導入されたのはCh. Féré(1891)のhallucination autoscopique ouspeculaire(直訳では自己視的または鏡像的幻覚)以来のことであり,P. Sollier(autoscopie:1903)とE. Menninger-Lerchenthal(Heautoskopie,eigener Doppelgänger:1935/46),M. Mikorey(1952)の単行本,A. Leischner(1960)の総説や最近ではDamas Moraら(1980),Grotstein(1983)の報告,神経心理学においてはH. Hécaenら(1952),大橋(1965)の著作などに前後の研究史についての記載や報告(濱中1971)がある9)
 もっとも自己像幻視の現象自体の記述の歴史はさらに過去に遡り,古代ギリシャのAristotelesやWitelo(1270/78),Donato(1613)などの記載には問題が残るとしても,「魔女の槌Malleusmaleficarum」(Kramer & Sprenger 1487)の1604年版の記載(J. Nider),Charles Bonnet症状群に名を残したと同じGenèveの博物学者Ch. Bonnet(1759)が記録したLullin老人の体験,文豪Goethe(1821)の広く知られた自伝的記述があり,Wagner(1794),Schubert(1808),Nasse(1825),Müller(Doppelsehen,Selbstsehen des Doppelgängers:1826),Leuret(1834),Hagen(1835),Wigan(double:1844),Michéa(deutéroscopie:1846),Briere de Boismont(deutéroscopie:1853),Leuret & Gratiolet(vision de soi:1857),Griesinger(Selbstvision,second sight:1867),Emminghaus(Selbstvision:1878),Lasègue(1884)らが18世紀末から19世紀にかけて,この現象を記述あるいは論じている9)

動き

「第3回世界睡眠時無呼吸といびき症会議」印象記

著者: 岡田保

ページ範囲:P.442 - P.443

 第3回世界睡眠時無呼吸といびき症会議は,1991年9月21日から23日にわたり秋田大学戸川清教授を会長として東京新宿の京王プラザホテルで開催された。この国際学会は,第1回は1987年パリで,第2回は1989年バルセロナで開催され,World Congress on Chronic Rhonchopathy(慢性いびき症の世界会議)として発足したものであったが,今回から睡眠時の呼吸障害を伴う疾患も広く含めた対象に拡大された。
 参加者は15力国,346名で,ヨーロッパ,北米はもとより,韓国,中華人民共和国,タイなどのアジア諸国からの参加があったことはこの問題に対する関心の広がりを感じさせた。参加者は精神神経科,呼吸器内科,循環器内科,神経内科,耳鼻咽喉科,小児科,歯科,口腔外科より成り,学際的な討議が行われたのが特徴であった。

「第4回日本総合病院精神医学会総会」印象記

著者: 小椋力

ページ範囲:P.443 - P.445

 第4回日本総合病院精神医学会総会が,福岡大学精神科の西園昌久教授の会長のもとに,福岡市都久志会館と隣接する福岡ガーデンパレスにおいて,1991年11月16,17日の2日間にわたって開催された。参加者は,事務局によると360人とのことであった。プログラムをみると講演は4会場で行われ,会長講演1,特別講演1,シンポジウム1,ワークショップ3,症例研究3,一般演題60,ポスター発表13であった。
 会長講演は「リエゾン精神科医の条件」のテーマでおよそ次のような内容であった。まずリエゾン精神医学へのニーズについて,福岡大学精神科の調査結果をもとに以下のように述べられた。すなわち,福岡大学病院内科病棟に入院中の患者192人について,DIS(Diagnostic Interview Scale)を用いて診断したところ,全体の50.5%に,某私立病院では70%近くに,某国立病院の喘息外来患者の35%に,それぞれ精神医学的診断のつく問題点が認められた。したがってニーズは高いものの,医療供給体制における政治・経済モデルの保守性,精神科医自身のあり方などに問題があり,スムーズな対応が阻害されていると述べられた。問題点を改善するために必要な精神科医の資質としては,基本的態度として当該患者の主治医になることではなく,supportive medicineを実施することである。そのためには人間の心理や行動を力動的に理解する能力,面接技法,他科スタッフとその科の医療について対話する能力などが必要であり,それに卒前・卒後教育が重要であると指摘された。今後医療は,高度に技術化し,それとともに無機質化の方向に進むであろうが,リエゾン精神科医は医療のヒューマニゼーションを担う者であり,医師であると同時に精神療法家,教育者でもあり,その活動はこれまでの精神医療の閉鎖性を切り拓くものであろうと熱っぽく語られた。

「第9回青年期精神医学交流会」印象記

著者: 加藤浩子

ページ範囲:P.446 - P.447

 第9回青年期精神医学交流会は都立松沢病院の坂口正道医長を会長として,1991年11月30日,新宿副都心の新都庁を望む三省堂文化会館で開催された。参加者約100名のこぢんまりとした会であったが,12の演題を1題に30分かけてじっくりとした発表と討論が行われた。午前,午後6題ずつで内容は広い範囲にわたり,現象学的記述式,あるいは精神分析学的方向づけの症例の診断,治療についての討論が熱心になされ,またこの会では珍しい集団精神療法についての発表もあった。以下各演題について述べる。
 1.父子で家庭内暴力を振るう症例(都立松沢病院・尾内秀雄):演技性人格障害(DSM-Ⅲ-R)と診断された19歳の男性。高2より成績低下,身体症状,不登校,無為自閉的生活,器物破損が認められた。治療中に父親にも同様の外的課題への対応の乏しさや飲酒,器物破損,欠勤がみられたという。高校入試時に挫折があり,無意識的な挑戦への失敗との分析的討論が九州の参加者からあった。診断的問題ではDSM-Ⅲ-Rの第1軸はという質問や分裂病質人格障害や分裂病への言及もあった。家族内力動に関する発言もあった。

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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