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文献詳細

雑誌文献

精神医学34巻7号

1992年07月発行

文献概要

短報

ゲルマニウムとセラミックスを捺染した特殊な下腿用サポーターによる睡眠感の改善

著者: 志水隆之1 阪本栄2 志水彰3 白石純三1

所属機関: 1大阪大学健康体育部 2大阪大学医学部精神科 3大阪外国語大学

ページ範囲:P.769 - P.771

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 セラミックスを皮膚に接触させると,体温により遠赤外線を放出し,皮膚・皮下温を上昇させ6),疼痛などの症状の改善に有効である1,2,6)と言われている。我々の行った予備実験では,セラミックスに一定の割合でゲルマニウムを細粉・混合すると,皮膚・皮下温の上昇は,さらに著しかった。この点に注目し,この特殊な混合物を捺染した布地を用いて製作した腹巻,特殊な下腿用サポーター(ただし,足背部は覆わない)などを,腰痛,下肢の疼痛,手足の冷えなどをよく感じる被験者76名(平均年齢49.6±11.3歳)に着用させたところ,これらの症状の改善に加えて,睡眠感の改善を意味する感想が,特に,下腿用サポーターを着用した際に多く認められた。この事実に注目し,この特殊な加工を施した下腿用サポーターの着用が,睡眠感に及ぼす効果について検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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