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文献詳細

雑誌文献

精神医学34巻8号

1992年08月発行

文献概要

特集 薬物依存の臨床

市販液状鎮咳剤乱用の病態

著者: 石郷岡純1 吉田芳子1

所属機関: 1北里大学医学部精神科

ページ範囲:P.849 - P.853

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■はじめに
 薬物の乱用,依存は今日世界的に大きな問題となっている。乱用の対象となる薬物は数多くあるが,ここで取り上げる市販液状鎮咳剤は,医師の処方なしに合法的に購入できること,配合剤であることなど,他の薬物乱用とは異なる特徴がある。1980年代に注目された本剤の乱用も,その配合組成の変更が行われ鎮静化に向かいつつあるようだが,ここでもう一度振り返りその臨床的特徴をまとめてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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