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雑誌目次

論文

精神医学34巻9号

1992年09月発行

雑誌目次

巻頭言

学会認定医制と診療科標榜

著者: 山口成良

ページ範囲:P.928 - P.929

 現在,日本精神神経学会の中にある「精神医学教育委員会」(委員長 山口)には3つの小委員会がある。すなわち,「卒後教育と学会認定医制検討小委員会」と「卒後教育推進小委員会」,それに「卒前教育検討小委員会」である。それぞれの委員長は,山内俊雄,村上靖彦,福田一彦の諸氏で,委員には親委員会の精神医学教育委員会のメンバーが数名ずつ加わっている。小委員会は日曜日も返上して,月に1回くらいの割で集まって精力的に討議して,卒前・卒後教育の改善に資する案を作成しつつある。
 今後,学会認定医制を日本精神神経学会に導入すると仮定した場合,どのようなものを考えたらよいかと検討している山内小委員会では,この5月の第88回日本精神神経学会総会の前日に行われた理事会,評議員会において中間報告を行った。その内容の骨子は,1)精神医学の卒後教育に関する討議の歴史的経緯と学会認定医制検討小委員会設立に至る経過,2)学会認定医問題を検討するに当たっての現状認識,3)学会認定医制に関する本委員会の基本的認識,4)望ましい学会認定医,5)学会認定医制導入に伴い危倶される問題,から成っている。

展望

若年発病の内因性精神疾患

著者: 村田豊久

ページ範囲:P.930 - P.944

■はじめに
 児童期あるいは思春期前期に発病した精神分裂病,躁うつ病,すなわち早期発病例についての臨床的研究は,それが成人して発病したものと基本的にはそれほどの違いはないという認識から出発する。同じ疾病概念で理解しようとする早期発病あるいは若年発病の精神分裂病と躁うつ病の臨床的研究の目指すものは,早くして,若くして発病した症例の持つ特異性を検討し,解析することにある。しかし,そこで得られる所見から,ただ単に発達途上にあるものが示す病態の特徴を明らかにし,成人の場合とは異なる治療方法や治療技法を編み出すことだけを目的にしているのではない。好発年齢に達してからでなく,早くして,若くして発病したという例外例,少数例,特異例のみが持つ病態,成因の特徴の中から,その疾患すべてに共通するものを抽出し,その疾病概念を深めることを目的としている。すると必然的に,児童期,思春期前期のみの診断基準に基づくのではなく,成人の診断基準を適用し,それに合うものだけを対象としなければならないという認識が強まってくる。ただ成人の場合でも,時代を超え,文化圏を超えた共通の診断基準が確立されているわけではなかった。そのことに関連した若年発病例の診断基準や疾病理解の不一致が続いた。
 精神分裂病においても,躁うつ病の場合でも,その若年発病例についての疾病概念と診断基準はDSM-Ⅲの出現によって著しく変わってしまった。というより,1960年代の若年発病の精神分裂病や躁うつ病の疾病理解についての国や学派によっての意見の相違や診断基準の不統一さは,成人における疾病概念の違いとは比較にならないほど大きなものとなってきていて,まさにDSM-Ⅲのような操作的診断システムの導入が必要な状況であったというべきであろう。児童精神医学が先に述べた理念を追求しようとすればするほど,操作的診断システムを必要とすることになった。児童期,思春期前期の精神分裂病や躁うつ病の概念もそれに基づいて再構築されなければならなくなっていた。その意味で,DSM-Ⅲによって若年発病の精神分裂病と躁うつ病の疾病理解が著しく変化したのは当然ともいえよう。ただ,精神分裂病と躁うつ病とでは,疾病概念の変化を余儀なくされる状況がかなり異なっていて,DSM-Ⅲではもちろん,DSM-Ⅲ-Rでも両疾患の若年発病例に対する態度に違いを認めざるをえない。

研究と報告

初老夫婦のfolie à deuxの1症例—妄想共同体の形成と解体の特異性を中心に

著者: 西田博文 ,   倉光正春 ,   新保友貴

ページ範囲:P.945 - P.950

 【抄録】 初老期に,典型的なfolie à deuxを呈した夫婦の1症例を報告した。
 これは,folie à deuxの“成立”と“解体”という二つの局面に特徴を持つ症例である。すなわち妻に生じた妄想気分様体験が夫の妄想を誘発し,その被害・関係妄想に,妻があらためて同調してfolie à deuxの成立をみたという,やや複雑な成り立ちをとった点がまず特異である。次に,folie à deuxの成立2年半後,夫が,共闘者である妻を被害者から加害者の側に組み替えることによって,この妄想共同体が内部から瓦解してしまった点が珍しい例といえる。
 そのほか,folie à deuxという妄想共同体は,二人の妄想世界を進展せしめると同時に,より健康な方がより病的なパートナーの病状悪化を阻止するという,逆説的な機能的存在でもあることを強調した。また,それぞれ二人の診断学的類型について検討し,さらにfolie à deuxの治療的処遇の問題に触れた。

継発者に2人の子どもを含むfolie à troisの1例

著者: 新井弘 ,   柏瀬宏隆

ページ範囲:P.951 - P.956

 【抄録】 父親(夫)に対し母・娘・息子が被害妄想を抱いた感応精神病の1例を報告し,その発症から治癒までの経過中にみられた家族病理の変化,継発者の関与の過程を考察した。発端者は母親,継発者は15歳の娘と10歳の息子であり,2人の継発者で感応現象が異なっていた。すなわち,娘は母の精神異常に積極的に関与し,母の周囲に対する被害妄想に感応した後は,母と一緒に,妄想に共感しなかった父へと妄想の対象を移していった。他方,息子は父と母・娘との対立関係の中で,心因性けいれん発作を起こした後,消極的関与のまま父への被害妄想を抱くようになった。このような2人の感応過程の様態から,娘は積極的関与型,息子は消極的関与型の感応精神病と分類される。継発者を積極的関与型と消極的関与型という視点からみれば,感応精神病の治療への反応性が予測されうると考えられた。

Folie à deuxとCapgras症候群とが同時に認められた1家族例

著者: 鈴木ひろ子 ,   柏瀬宏隆

ページ範囲:P.957 - P.964

 【抄録】 姉(46歳)と妹(40歳)が被害関係妄想を共有してfolie à deux状態となり,さらに姉には父親や妹に対するCapgras症候群も現れたケースについて,その経過を報告した。
 この姉妹(両者とも分裂病)はそれまで交互に再発を繰り返してきていたが,社会からの孤立を契機にほほ同時に再発して同じ妄想を共有し,さらに84歳の父親もその妄想に巻き込まれ,folie en familleに至っている。その経過中に姉が,父親や妹を「偽もの」と思い,妹も一時的ではあったが,姉とともに父親を「偽もの」と攻撃し,姉のCapgras症候群をも共有した。
 このようにfolie à deuxとCapgras症候群が同時に現れた症例は,欧米でも3例が報告されているにすぎず,我が国では未だ報告がない。
 本症例の成立機制や,folie à deuxとCapgras症候群との同時出現に関しては,その背景に複雑な家族力動があると考えられた。

恐慌性障害の症例研究:1—恐慌発作を持つ患者166例の臨床像

著者: 塩入俊樹 ,   花田耕一 ,   高橋三郎

ページ範囲:P.965 - P.971

 【抄録】 恐慌性障害(panic disorder)という診断カテゴリーがDSM-Ⅲ診断基準に導入されて以来10年間に,自験例166症例を得て,その臨床像と人口動態的諸因子を検討した。①外来新患中の頻度は2〜4%で,最近増加傾向にある。②性比は1:1.16で男女ほぼ同数である。③空間恐慌を伴うものは全体の3分の1で,DSM-Ⅲ-Rへの変更により有意に増加している。④年齢分布は男性で20代と30代後半,女性で30代後半にピークがあった。⑤恐慌発作の症状は頻度の多い順に,心悸充進,呼吸困難,めまい感,死への恐怖であった。⑥恐慌発作の頻度は約70%の患者で1週間に1回以上であった。⑦恐慌発作の持続時間は1時間以内のものが約65%であった。

小児の身体表現性症状について—コンサルテーション・リエゾン精神医学からの分類の試み

著者: 増井美保子

ページ範囲:P.973 - P.980

 【抄録】 1公立小児総合病院精神科外来において身体症状を主訴として受診した症例を調査した。身体症状を主訴とするものは,全初診患者中7.2%を占め,その中では頭痛,腹痛,四肢の運動障害を呈するものが多かった。症状別に,発症年齢や随伴症状,性格特微などを検討するとともに,これらの症状の出現形態を小児の身体像の確立の過程との関連から考察した。
 また,症状のいかんにかかわらず,症状の種類の多少,随伴する精神症状や行動化の有無,ヒステリー機制の有無などにより,5つの類型を考え,各々の類型の臨床的特徴,予後,治療について検討を加えた。身体症状を有する子どもの治療を考える時に,特に他科との連携に際してこれらの類型を考慮することが有用であると考えられた。

抗精神病薬内服患者15例の術前術後管理経験

著者: 原浩介

ページ範囲:P.981 - P.985

 【抄録】 1979年度から1991年9月までの約13年間に当科に入院し,当該診療科で全身麻酔下に手術を施行された抗精神病薬内服患者15例の麻酔・手術について検討した。抗精神病薬は全例手術前日まで投与され,術後は経口摂取可能となった時点の早期より,術前と同一の服薬が再開されている。全身麻酔による合併症は2例に覚醒遅延がみられたのみであった。術後,精神不穏状態が3例にみられたが,脳腫瘍術後のせん妄状態と思われる1例を除けば,軽度なものであった。麻酔・手術による精神および身体的合併症は上記以外には特にみられず,全例が軽快した。自験例では,重篤なpoor risk症例やmajor surgeryが含まれていないが,抗精神病薬内服患者の麻酔・手術に対する影響を究明するためには,これらの症例や抗精神病薬内服患者の術後突然死例の詳細な病理学的な検索の集積が必要と考える。

漢字失読の神経心理機構

著者: 鈴木重忠 ,   能登谷晶子 ,   倉知正佳 ,   小山善子 ,   杉山有

ページ範囲:P.987 - P.993

 【抄録】 漢字に強い失読を示した下側頭葉後下部型の失読失書,純粋失読,超皮質性感覚失語各1例計3例を対象に,漢字と仮名の音読成績を分析した。その結果,低頻度で画数の多い漢字のみが有意の差で成績が不良で,漢字には熟知度と画数によって仮名と同じ経路で処理されるものがあると示唆された。また,下側頭葉後下部例は漢字の部分読み,純粋失読例は形態類似語への誤り,超皮質性感覚失語例は音訓の混乱や分類不能の誤りが特徴的であった。これらの結果とサルの電気生理学的,組織学的研究知見との対応から,純粋失読では形態分析レベルの障害,下側頭葉後下部型は,形態統合レベルの障害,超皮質性感覚失語は意味との照合レベルの障害を中核に持つと推測した。以上より,読字は文字形態の難易と熟知度とによる2つのルートと3つのレベルとで処理する機構を持つと考えた。

反響言語,保続を主徴とした非けいれん性てんかん重延状態の1例—全般性棘・徐波複合の連続に伴う精神症状を中心に

著者: 刑部和仁 ,   松岡洋夫 ,   佐藤光源

ページ範囲:P.995 - P.1002

 【抄録】 全般性多棘・徐波複合の連続する非けいれん性てんかん発作重延状態時に言語領域の特異な統合機能障害を呈した成人症例を報告した。発作中に脳波・ビデオ同時記録を行いながら神経心理学的検索を行ったところ,前頭部優位の全般性3〜4Hz多棘・徐波複合の連続に伴い身体症状(動悸,複視,体熱感,呼吸苦,振戦)および自発会話と暗算を要する課題に対して顕著な反響言語と保続が観察された。神経心理学的観点から過去の報告例をレビューし,全般性棘・徐波複合の連続に伴う精神症状について考察を加えた。

短報

精神分裂病患者におけるベントン視覚記銘検査成績の特徴

著者: 松井三枝 ,   倉知正佳

ページ範囲:P.1005 - P.1007

 ベントン視覚記銘検査はBenton1)により創案されて以来,神経心理学的検査としてこれまで数多く用いられてきた。特に,大脳損傷者や高齢者の記憶を調べるのに有用であり,多くの研究報告がある1,3,9)
 精神分裂病患者における遂行特徴については,若干Bentonが記載しているが,そこでは多数例のデータは示されていない1)。その後近年になって精神分裂病患者に一連の神経心理学的検査の1つとして,ベントン視覚記銘検査が施行され5),健常者より全正確数が少なく,全誤謬数が多いことが報告されている2,7)。このように,精神分裂病患者では視覚記銘の障害が考えられるが,ベントン視覚記銘検査によるより詳細な記銘能力の分析のためには大林ら8)が一部について行っているように,記銘する図版ごとの検討も必要であると思われる。本研究では,多数の精神分裂病患者のベントン視覚記銘検査成績の特徴について詳細な検討を行い,その資料を提供することを目的とした。

長年の間反抗的な態度をとっていると誤解され懲罰を加えられていた発作性失語症の1例

著者: 兼本浩祐 ,   阿部隆二

ページ範囲:P.1009 - P.1011

 前兆としての失語発作は,すでに19世紀末から様々の著者によって論じられ3,12),いくつかの体系的な総括も行われている1,2,5)。しかし,複雑部分発作の前兆である場合4,7,8,11,13)を除いては,失語発作はしばしば脳波所見に乏しいことと相まって見過ごされやすい病態である。今回,我々は,年余にわたる失語発作が,時に聴覚失認を思わせる症状をも随伴していたにもかかわらず,単なる態度の悪さと誤解され続け,折檻を繰り返されていた症例を体験した。この症例は,カルバマゼピンの投与によって発作を抑制することができた点で,治療的にも意味があると思われたので報告する。

向精神薬投与により発症したpalatal myoclonusの1例

著者: 堀孝文 ,   石井映美 ,   熊谷一弥 ,   田所稔 ,   茂呂和生 ,   矢野和之 ,   香取郁雄 ,   小泉準三

ページ範囲:P.1013 - P.1016

■はじめに
 myoclonusは筋束の一部または全部に急激で短時間筋収縮が起こる不随意運動の一種である。このうち軟口蓋に限局してみられるものをpalatal myoclonusといい,1886年Spencer14)によって最初に記載されて以来多数の症例報告がなされてきた。palatal myoclonusは毎分120〜140回程度の規則的かつ持続的な不随意運動であり,軟口蓋のみならず咽頭,喉頭,横隔膜などの鰓弓由来筋にもしばしば広がる1,7)。その責任病巣はmyoclonusと同側の小脳歯状核,対側の赤核,下オリーブ核などを結ぶGuillain-Mollaretの三角と呼ばれる領域が重要であると考えられている4)。palatal myoclonus発症の原因疾患となるもので最も多いのは脳血管障害であり1,7),その他脳腫瘍14),多発硬化5),脳炎5),頭部外傷6)などの脳疾患でも認められているが薬物の投与により発症したとするものは現在まで報告がない。我々は今回,精神分裂病の患者で向精神薬による治療中palatal myoclonusを呈し,薬物の中断や再開とpalatal myoclonusの発症との間に因果関係を認めた1臨床例を経験したので報告する。

4年7カ月の緘黙より回復した自己臭妄想の1例

著者: 藤本明 ,   河原宏子

ページ範囲:P.1017 - P.1019

 精神科の臨床においては,緘黙は決して珍しいものではない。昏迷状態においては,しばしばこのような状態に遭遇する。一般には昏迷状態から回復すると,患者は自然にまた発語することができるようになる。ところが,我々は昏迷から回復した後でも緘黙を続け,4年7カ月後にやっと発語することができた症例を経験した。緘黙の遷延化についてはまだ報告がそれほど多くないように思えるので,この症例の臨床的経過を,簡単な考察を加えて報告する。

精神症状を呈した右側頭葉クモ膜嚢胞の1症例

著者: 植田尚樹 ,   多田幸司 ,   野中幸之助 ,   後藤多樹子 ,   野上芳美

ページ範囲:P.1021 - P.1023

 クモ膜嚢胞は,髄液を満たした良性の腫瘤で,クモ膜によって取り囲まれ,クモ膜下腔に存在する。好発部位はSylvius裂,中頭蓋窩底部,大槽,四丘大槽などである2)。我々は,当初うつ病と診断されその後幻視,幻聴,被害関係妄想,記銘力障害,抑うつ気分などの症状を呈し,MRI検査において右側頭葉下部にクモ膜嚢胞を認めた症例を経験した。近年,画像診断の進歩に伴って無症状のクモ膜嚢胞が発見される機会が多くなっているが,精神症状を呈する症例は稀であると考えられている。また,本症例の診断に際し,通常のCT,脳波検査で障害部位の正確な同定が困難であったなど臨床上重要と思われる経験をしたため,ここに報告する。

単純ヘルペス脳炎後に錯嗅,錯味および記憶障害を呈した1症例

著者: 元村直靖 ,   高畑龍一

ページ範囲:P.1025 - P.1027

■はじめに
 単純ヘルペス脳炎後に記憶障害を呈する例は今までにも数多く報告されているが,記憶障害とともに錯嗅,錯味を認めた例の報告は珍しい。また,このような症例にMRI(magnetic resonance imaging)および123I-IMP-SPECT(iodoamphetamine single photon emission computedtomography)による検討を加えた症例は我々の調べえたかぎりみられない。今回,我々は単純ヘルペス脳炎後に錯嗅,錯味,言語性の近時記憶障害などの症状を呈した症例にMRIおよびSPECTにて検討を加えた結果,MRIでは異常が認められなかったものの,SPECTにて低集積域が認められ,本症例の症状の責任病巣と考えられたので報告する。

動き

「第33回日本心身医学会総会」印象記

著者: 渡辺直樹

ページ範囲:P.1028 - P.1029

 第33回日本心身医学会総会が,1992年6月5日と6日の両日に札幌市教育文化会館において行われた。北海道大学医学部精神医学教室山下格教授の会長による主催であった。事務局によると参加者は第1日目864名,第2日目314名で,計1,178名であった。講演およびポスター展示に6会場が用意され,会長講演,特別講演のほかシンポジウム2題,パネル3題が企画された。応募による一般演題とシンポジウム関連演題は,全部で378題に上った。そのうち101題がポスター展示であった。
 会長講演は「心身医学の生理学的基礎」と題して行われ,これまでの諸研究を振り返り,心理社会的因子(ストレス)から器質的ないし機能的障害に至るまでにどのような生理的変化が生ずるのかを総括し,将来の展望を示したものであった。研究の進歩に伴い,中枢神経,自律神経,内分泌機能は生化学的に区別しがたく,免疫や消化などのような身体機能にも中枢・自律系や多数のホルモンが,フィードバック機構を含めて相互に関係しており,これらと心理社会的因子との関連が今後の追求課題とされた。

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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