文献詳細
短報
文献概要
精神科の臨床においては,緘黙は決して珍しいものではない。昏迷状態においては,しばしばこのような状態に遭遇する。一般には昏迷状態から回復すると,患者は自然にまた発語することができるようになる。ところが,我々は昏迷から回復した後でも緘黙を続け,4年7カ月後にやっと発語することができた症例を経験した。緘黙の遷延化についてはまだ報告がそれほど多くないように思えるので,この症例の臨床的経過を,簡単な考察を加えて報告する。
掲載誌情報
短報
文献概要
掲載誌情報
本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。
※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら