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短報
CH 50とSLE精神病—精神病症状との関連性について
著者: 川村邦彦1 市川淳二1 高橋義人1 西信之1 浅野裕1
所属機関: 1市立室蘭総合病院祝津分院
ページ範囲:P.1115 - P.1117
文献購入ページに移動血清補体価は免疫複合体の形成によって消費されるため,その低下は全身性エリテマトーデス(以下SLEと略)の身体症状の増悪を,その上昇は改善を反映するとされている。なかでもCH50はその血清補体価の総和を表し,SLEの身体症状の活動性の最も良い指標として用いられている。
今回我々は幻覚妄想状態を呈したSLEの女性患者が,身体症状の改善とともに,その精神症状も軽快,消失した症例を経験した。その際,CH50の正常化と精神症状の軽快,消失に強い相関関係がみられたので報告する。
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